最近、あなたは、こんな事が気になり出していませんか?
- 以前より疲れやすくなった
- 気力が続かなくなった
- 白髪や薄毛が気になる
- お肌のしわが増えた
- 更年期の不調が辛くなった
- 鏡に映る自分に歳を感じる
これらは、年を重ねていくと、多くの方が感じる老化のお悩みです。
どんな人も毎年一つずつ確実に歳を重ね、老いていきます。
この流れは、誰にも止める事はできません。
でも、実際は同じ年齢で「元気で若々しく見える人」と「年齢より老けて見える人」がいます。
この違いは、いったいどこにあるのでしょうか?
五臓の「腎」=腎臓ではありません
漢方では、この老化の違いは五臓の「腎」の働きにあると考えています。
漢方の五臓の腎とは、西洋医学でいう「腎臓」と同じではありません。
だから、漢方では「腎」のことを腎臓とは言わないんです。
漢方の腎は、西洋医学の腎臓の機能に加え、生命力の源である「精」を貯蔵して生殖機能、ホルモン分泌などの働きも担っています。
そのため、人は五臓の腎に蓄えている精を生まれてから死ぬまでの間に徐々に使って行くので、何もケアしなければ、加齢は腎の働きを弱らせてしまう原因です。
しかし、道具を使った後にしっかりと手入れをすれば、いつまでも道具は使えます。
これと同じように、私たちの体もしっかりとセルフケアすれば、どんな人も腎の働きの低下を緩やかにすることができます。
つまり、五臓の腎の働きを補うことで、老化を緩やかにするエイジングケアができます。
この腎の働きを補うことを漢方では、「補腎」といいます。
加齢が腎の働きの低下に繋がっているので、更年期世代になったらエイジングケアのために日々の中での「補腎」が大切です。
冬の養生も「補腎」です!
五臓の腎の働きは、加齢以外でも、日常生活での過労、不摂生、出産、慢性病、ホルモン剤の長期使用、内臓が冷えることで低下します。
腎は、冷えにとても弱い臓器なので、外側から冷やされる冬はしっかりとケアすることが大切。
そこで、私たち人も自然界の一部なので、自然界のリズムと調和することで心と身体が整います。
自然界には、下記のようなにリズムがあります。
春 種まき、芽吹き
夏 生長、開花
秋 実り、収穫
冬 種を作る、土壌調整
上記の「種」の時期である冬を丁寧にセルフケアして暮らすことは、その時の冷えを改善するだけでなく、自然界でいう「種」=「生命力が貯蔵する場所」を養うことへも繋がります。
つまり、自然界で種がしっかりしていれば、翌年もきれいな花が咲きます。
これと同じように冬の養生を大切にすることで私たち人も、生命力である精が養われ、何歳になっても元気で美しく暮らせるエイジングケアに繋がります。
だから、寒い冬の養生も、「補腎」が中心です。
冬の養生「補腎」のポイント
- 1)寒い冬は、体温維持に氣の消耗が大きいため、活動のし過ぎに注意する
- 2)五臓の「腎」は冷えに弱いので、湯船でしっかりと浸かり、内臓を温める
- 3)過労を溜めないように、いつも以上に睡眠時間を確保する
- 4)思考を止める静かな時間を作る
- 5)「腎」を補うおすすめ食材
白菜、山芋、長芋、キャベツ、胡桃、黒い食材(黒豆、黒ゴマ、ヒジキ、昆布など)、栗、ブロッコリー、鰻、スッポン、海老、鮑、鰹、鯛、鶏肉、豚肉、松の実、もち米、豆腐(豆乳) など
いくつになっても「元気でいたい」「美しくありたい」は、万人の願い。
「人が若く美しく見える」とは、自分で自分を知って丁寧に扱っている人。
つまり、他人と比較する必要もなく、自分にとって休むタイミング、行動する量を知っていくことが大切です。
そして、不調が出る前に体からのサインを受け取り、足りなければ補う生活、余分に溜め込んでしまったら排泄する生活をして、日常を楽しみながら暮らせたらいいですね。
そうすることで、その人の氣がイキイキと溢れ出し、本来の美しさが外側へ輝いてきれいに見えるんだと思います。
ただし、人それぞれ体質が違うため、全てが「補腎」だけで整うわけではありません。
エイジングケアには補腎以外にも大切なポイントがあります。
私自身の体験や私がサポートしている更年期世代のお客様から気づかせてもらった補腎以外の大切なポイントを好きな時間に学ぶ動画講座の「閉臓編」<女性ホルモンと更年期>でお話しています。
「閉臓編」の動画講座でわかること
- 更年期のケアは、いつから始めるか
- 女性ホルモンと更年期の関係
- 氣血水からみた更年期の不調の原因
- 五臓と更年期の不調の関係
- 冬に起こりやすい不調のメカニズムと養生
- 年代別の冷え対策
- 更年期の人が秋から冬にかけて体調を崩すことが増える理由
- 冬のダイエットについて
- なぜ冬の養生に「思考を止める静かな時間を作る」があるのか
あなたも更年期と女性ホルモンの事を知って自分自身をケアしたり、お客様をしっかりとサ
好きな時間に学ぶ動画講座の「閉臓編」<女性ホルモンと更年期>の詳細は下記からご覧ください。
こんな漢方を武器にしたいと思って学んだ漢方なのに、上手く使えないのはなぜ?
それは、漢方を武器にするための「ある方法」を知らないからです。
漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様をサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密をおしえます。