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ブログ 土用の養生

立春までの18日間は、食物と情報のプチ断食がおすすめ !

2022年1月17日

2022年は、1/17から冬の土用に入ります。

この土用にちょっとした工夫をすれば、これから暖かくなる春に花粉症や肌あれなどで悩むことなく、快適に過ごすことができます。

そんな冬の土用に大切なことを漢方の視点でお伝えしたいと思います。

 

自然界にはリズムがある

昨年の冬至で陰が極まり、陽に転じて自然界の流れとしては、今、陰陽の0地点である春分に向けて陰気が減り、寒い冬から暖かい春への移行の終盤になります。

 

 

私たち人も自然界の一部なので、この自然界と調和して季節と同じような流れで体を変化させていくと健やかに暮らすことができます。

 

春 種まき、芽吹き
夏 生長、開花
秋 実り、収穫
冬 種を作る、土壌調整

 

土用とは、年に4回あり、それぞれの季節を繋いでいる18日間。

私たちにとっては、次の季節へ体がスムーズに移行するための準備期間になります。

参考までに2022年の土用

冬の土用 1/17~2/3
春の土用 4/17~5/4
夏の土用 7/20~8/6
秋の土用 10/20~11/6

 

そこで、年に4回ある土用の中で冬の土用は、これから芽吹きである春に向けて不要なものを外側に発散したり、体内を巡らせる力をしっかりと確保することが大切な期間です。

この外側に発散したり、体内を巡らせる力がしっかりと確保されていれば、冬に溜め込んだ要らないものを春という外側の陽気の力も借りて、体の外へ出したり、解毒することができます。

そればかりではなく、一年で最も寒さが厳しい「寒中」の今も、風邪、コロナ、インフルエンザなどの感染症予防にもなります。

 

この外側に発散させたり、体内を巡らせる力とは、体内の「氣」

つまり、この時期の感染症予防や冬という季節を過ごして体内に不要なものを溜め込んだ体にとって、不要なものをデトックスするために適切な量の体内の「氣」が必要ということになります。

そのために土用は、体内の「氣」をスムーズに作り出せる心と身体の調整が必要になるわけです。

 

花粉症や肌あれなどの春の不調は、今の過ごし方が大切!

もし、既に体内の「氣」の不足のサインである「風邪などの感染症に罹ってしまった」「何だか疲れやすい」の方は、この冬の土用にしっかりと心身を整えてください。

 

なぜかというと、体内の「氣」が不足したまま暖かい春に突入すると、冬に溜め込んだ不要なものや春の外側からの影響で体内の巡りが悪くなり、不調や炎症を起します。

頭で滞ると、頭痛、めまい、耳鳴り

鼻で滞ると、花粉症やアレルギー性鼻炎

皮膚で滞ると、ニキビ、アトピー性皮膚炎、湿疹、ジンマ疹などの肌あれや皮膚トラブル

まさしく、春に起こりやすい不調です!

 

漢方では、まだ病気の段階でなくても、不調というサイン(症状)が出たら、その原因となっている体質の改善を行います。

つまり、病気に発展する前に未然に病気を防ぐ「未病先防(みびょうせんぼう)」です。

これは、西洋医学との大きな違いで、漢方の特徴です。

 

不調や病気があると、誰もが立ち止まらざるをえません。

しかし、不調や病気で立ち止まるのではなく、土用の期間に一度立ち止まって、自分をメンテナンスすることをおすすめします。

そうすることで、次の季節も元気に過ごせて、自然界のサイクルをスムーズにまわすことできます。

 

土用の養生のヒント

  • お腹を冷やさないようにする。
  • よく噛んで食べることで胃腸の負担を減らし、食べ過ぎに注意する。
  • 昼間はよく活動し、夜は十分に体を休める。
  • プチ断食(ファスティング)で五臓の脾(胃腸)を労わる。   
  • 不要な物や思考の断捨離をする。

 

ちなみに、動物は冬眠したり、植物は冬に葉っぱを落とすことで、余分な「氣」の消耗を押さえています。

私たち人は冬眠しないので、食物や情報が溢れている現代は、土用の期間くらい少し食を止めるプチ断食(ファスティング)がおすすめです。

365日文句も言わずにあなたの都合で働かされている五臓の「脾」(胃腸)に、たまには休暇を与えましょう。

あなたも休暇でリフレッシュすると効率が上がるように、きっと今まで以上に食物から「氣」を作り出してくれます。

 

また、食だけでなく、要らないものや情報の断捨離も併せて行うと、さらに効果が上がります。

要らないものに囲まれていたり、情報過多になって思考を溜め込んでいると、交感神経が優位となって五臓の「脾」の働きを弱めてしまいます。

ご自分が心地よく感じたり、頭を空っぽにする時間や空間を作ってみてください。

 

具体的なメンテナンスの仕方は、人それぞれ体質や今の体の状況によって違います。

漢方を武器にすると体質をみることができるので、体質に合わせたメンテナンスがわかります。

 

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藤巻 祥乃

すてらす代表 薬を売らない薬剤師、国際中医師、漢方エッセイストとして活動。講座では、本格的に漢方を学びたい主婦、会社員という一般の方から漢方でお客様の心も体もケアしたいセラピスト、薬剤師、歯科医師などの専門職の方に向けても専門的なアドバイス、サポートをしている。 「難しい漢方用語が翻訳でわかりやすい」「漢方は難しいと思っていたけど、わかり出すと面白くて使える!」というお声をいただいています。個人セッション・講座の受講者数は、延べ1000人を超える。

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