自然界からのガイダンスとは、メディスンカードを使って私が自然界と対話して受け取ったもので、心を整えるための内観ツールです。
秋分の漢方養生
秋分とは、9/23から寒露(10/8)までの期間。
9/23の秋分点では、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
「暑さ寒さも彼岸まで」と、よく言われます。
夏至(6/21)で陽が一番極まり、その後は、少しずつ暑さ(陽)が減り、この秋分を境に今度は、冷たい空気(陰)が増していきます。
まさに秋分点は、陰陽が入れ替わり、秋冬である陰の季節への変わり目のタイミングです。
この陰陽が入れ替わる「秋分」を過ぎるあたりから、季節はグッと変化して一気に気温が下がってきます。
立秋から始まる秋の前半は、夏の疲れを回復することが重要でした。
そして、これからの後半は、それに加えて乾燥と冷えへの対策が必要となります。
この時期、意味もなく淋しくなったり、不安になったり、心が沈むようなことがあるかもしれません。
でも、この時期にそんなネガティブな思考が湧いてきた時は、この事を知っていると勘違いして無駄に悩まなくてすみます。
体が冷えていないか確認する
この時期、自分では気づかない内に内臓が冷えていることがあります。
内臓が冷えると、生命維持のための防御反応として体が緊張して、このような思考が湧いてくる場合があります。
まずは、温かい飲み物をゆったりした気持ちで飲んでみてください。
そうすると、体が緩むとともに心もホッとしてきます。
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肺の機能が下がっていないか確認する
漢方の考え方で「五志」という考えがあります。
これから外側の空気が乾燥する秋は、乾燥に弱い五臓の肺がダメージを受けやすくなります。
しかも、普段、緊張や運動不足から浅い呼吸になっていると、肺の機能が上手く使えていません。
そうすると、五志の中の「悲しみ」の感情と繋がりやすくなります。
そのため、五臓の肺を潤して肺の機能を元気に保つことが大切です。
それには、肺を潤す食材である白キクラゲ、松の実、白ゴマ、柿、ユリ根、梨、ぶどう、卵、豆乳、ハチミツなどを積極的に摂ること。
それに加え、体を動かしやすい気温を活用して、深い呼吸を意識しながら体を少し動かすことで肺を働かせることが重要です。
秋にスポーツの日という祝日があるように食欲の秋だけでなく、肺を元気にするためのスポーツの秋でもあります。
この夏にコロナや風邪などに感染した方は、肺の機能が下がっていることを体が教えてくれているサインなので、しっかりと肺のケアしてくださいね。
そうすることで、漢方の智慧である「未病先防(みびょうせんぼう)」になり、これから寒くなってくると増えるコロナ、インフルエンザ、風邪などの感染症予防にもつながります。
暑い夏を過ごした私たちの体の状態を知り、皮膚トラブル、秋バテ、感染症などの秋に起こりやすい不調のメカニズムや対策をもっと詳しく知りたい方は、下記の動画講座をご活用ください。
秋に起こりやすい不調
- 秋バテ
- 乾燥肌
- ニキビ、じんま疹、湿疹などの皮膚トラブル
- アトピー性皮膚炎がひどくなる
- 秋の花粉症やアレルギー性鼻炎
- 感染症にかかりやすくなる
- のどがイガイガして空咳が続く
- 喘息がひどくなる
- 頻尿
- 朝起きた時のめまい
- 急に帯状疱疹になる
- 不正出血が起こる
- 理由のわからない不安感が出る
心と身体は密接に繋がっているので、上記のように体の「冷え」や「乾燥」があるだけでも、ネガティブな感情が生まれます。
このような漢方の智慧である心と身体の関係を知っているだけでも、心のケアを複雑にしないですみます!
また、秋の養生の「容平」は、体だけでなく、心にとっても調整の季節です。
そのため、自分の「心の声」をしっかり聴いて、来年の春までの陰の季節をどう生きたいかをゆっくりと考える時間を作ることも大切です。
この時、頭で考えるだけではなく、頭の外の紙(パソコンでもOK)に書き出すことがポイントです。
そうすると、目に見えない形のない思考が形になることで客観視できるからです。
その時に大切なポイントを下記のブログで書いていますので参考にしてください。
2023年秋分の
自然界からのガイダンス
自然界と繋いでくれたアニマル達
【アンテロープ】【ジャガー】【アライグマ】
あなたは、今、進む方向が見えなくて何だか焦りを感じたり、停滞感がありませんか?
それは、空気を読んで周りに合わせ過ぎたり、他人と比較をしてしまい、自分に対して高潔さを失ってしまっているからです。
もし、今、そんな感覚があるのなら、内なる権威をしっかりと取り戻す必要があります。
それには、自分の粗さがしをしないことが大切です。
自分の粗さがしをすると未熟さを隠したくなり、いつまでも同じところで停滞してしまいます。
まずは、背伸びをせずに、心を開いて今のありのままの自分を許し、受け容れることです。
そして、失敗を恐れずに内なる権威に従って小さな一歩でいいから行動することが重要です。
そうすることで、無意識に自分で作ってしまっていた制限がはずれ、いつの間にか今までより器が拡がった新たなあなたへ成長していきます。
以上が自然界からのガイダンスです。
ぜひ、次の節気(寒露)まで意識してみてください。
次回の「自然界からのガイダンス」は、10/8(日)寒露にお届けします。
このような先人達の智慧である漢方を武器にすると、あなたは、あなた自身、家族やお客様の体質改善、病気の予防をお手伝いすることが出来ます。
しかし、漢方を学んだけど、上手く使えないという話をよく聞きます。
それは、漢方を使いこなすための「ある方法」を知らないからです。
漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様をサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密を下記で教えています。
漢方を使いこなして健康をサポートしたい方、自分や家族に活用して幸せに暮らしたい方は、ぜひ下記から読んでください。