日常の不調から学ぶ
秋の養生「容平編」
肌は内臓の鏡<皮膚トラブル>
秋は爽やかな風が吹き、心地いい季節です。
一方で、秋は陽の気と陰の気が入れ替わる転換期で、皮膚は敏感になりやすい季節。
暑い夏を過ごした私たちの体は、秋になって気温が下がり、空気が乾燥してくると体内の水分が不足しがちです。
さらに、秋になっても夏の疲れが残っていると、体内の水分を保持する力も弱まっています。
そのため、空気の乾燥や気温の低下が起こる秋は、皮膚のトラブルに悩まされる人が増えます。
秋になると皮膚トラブルのお客様が増えませんか?
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- 皮膚がカサカサしてかゆみが出る
- 夜になると、じんま疹が出て痒い
- アトピー性皮膚炎の赤みがひどくなる
- ヘルペスが出やすくなり、唇が荒れる
- ニキビが増えて、鏡を見るのが嫌になる
- 紫外線にかぶれて赤くなる
- 鏡を見ると、小じわが気になる
秋は一年のうちで最も過ごしやすく、乾燥していることで胃腸にとっては軽快に働ける気候です。
しかし、皮膚にとっては、少し負担が大きい時期。
秋という季節からの影響や皮膚トラブルのメカニズムを知ることによって適切に体をケアし、美肌づくり、エイジングケア、秋のアレルギー予防をしましょう!
漢方で季節からの影響は重要項目
そこで、漢方を武器にして健康をサポートするには、体質を見極めるのと同じくらい大切なことは、「季節からの影響」を知ること。
その「季節からの影響」をその人がどのくらい受けているかを加味してサポートすることが重要です。
それがなぜかは、漢方の基礎を学んだ方なら、もうおわかりですね!
漢方の原理原則「天人合一」
天である自然界の動きと私たち人の体内の働きは、一体で共鳴するという考え方
これは、漢方を武器にして健康をサポートする上で、とても大切なことです。
同じ人(体質)であっても、春夏秋冬でサポートの仕方が違います。
漢方で秋は、皮膚の大敵「燥邪」
漢方では、自然の気候を、風・寒・暑・湿・燥・火の6つに分け、六気(ろっき)と呼んでいます。
秋は空気が乾燥する「燥」の季節ですが、この六気は自然現象なので体に害はありません。
しかし、自分自身の体のバランスが乱れていると気候の変化に適応できなくなります。
それを漢方では、六淫(りくいん)と言って、「燥」は、「燥邪」という邪気となって体の外側からくる不調の原因となります。
夏の疲れが残っていたり、普段から体内の陰陽のバランスが乱れていると、この外側からの燥邪の影響を受けてしまいます。
そこで「乾燥を嫌い、潤いを喜ぶ」性質がある五臓の「肺」は、燥邪によって呼吸器系以外に皮膚もコントロールしているので皮膚トラブルが現れます。
また、季節という外側からの影響だけでなく、私たちは年齢を重ねることからくる体の変化で体内の水分を保持する力が弱くなります。
そんなことから夏の終わりから秋にかけて、適切に体をケアしないと気候の変化に適応できなくなり、皮膚トラブルに悩まされます。
しかも、コロナ禍でのマスク生活は、摩擦による刺激や乾燥の悪化、蒸れによる細菌の繁殖など、皮膚トラブルの要因にもなっています。
漢方の武器「整体観」
「肌は内臓の鏡」と言われ、漢方では体内の状態が皮膚に現れると考えています。
これは、「人の体は全てが繋がって働いている」という漢方の「整体観」の考え方です。
そのため皮膚トラブルは、皮膚だけの問題ではなく、食事や生活習慣、ストレスの度合いを見せてくれる指標の一つです。
つまり、皮膚トラブルは、その人の生活見直しポイントを教えてくれる大切な体からのサインというわけです。
あなたのお客様は、皮膚トラブルが出た時に外側からの保湿やかゆみ止めなどの薬を塗っておしまいにしていませんか?
もちろん、外側からの保湿や症状がつらい時の薬は、生活の質(QOL)を上げるために必要です。
でも、生活を見直さずに薬で症状を抑えているだけだと、どんどん体のバランスが乱れて症状がひどくなってしまいます。
私は、じんま疹やアトピー性皮膚炎で、だんだん症状がひどくなり、薬が効かなくなる人をたくさん診てきました。
まずは、一度立ち止まって、何のために皮膚トラブルが出ているかを考えたら、今、何をしたらいいかがすぐにわかると思います。
この講座では、漢方の気血水から診た皮膚トラブルのメカニズムをしっかりお話するので、生活見直しポイントが見えてきます!
また、秋に五臓の「肺」の健康を保つことは、皮膚トラブルを予防するだけでなく、かぜやインフルエンザなどのウィルス感染、喘息や鼻炎などのアレルギー疾患の予防にも繋がります。
まだまだ、いろいろな流行病が世間を騒がせているので、自分の体にあった適切なケアをすることで免疫力を上げておきたいですね!
秋に起こりやすい不調
- 秋バテ
- 乾燥肌
- ニキビ、じんま疹、湿疹などの皮膚トラブル
- アトピー性皮膚炎がひどくなる
- 秋の花粉症やアレルギー性鼻炎
- 感染症にかかりやすくなる
- のどがイガイガして空咳が続く
- 喘息がひどくなる
- 頻尿
- 朝起きた時のめまい
- 急に帯状疱疹になる
- 不正出血が起こる
- 理由のわからない不安感が出る
自然界の循環から学ぶエイジングケア
漢方では、秋の3か月は、暑さがまだ厳しい前半と涼しくなってくる後半で養生の基本が違います。
私たち人も自然界の一部なので、植物と同じような変化をしています。
春 芽吹き
夏 生長して花を咲かせる
秋 実が成る
冬 氣を収めた種を作る
常に、このサイクルが回っていることが健康に暮らせて、エイジングケアに繋がります。
しかし、夏に使ったエネルギーを秋にしっかりと調整しないと、このサイクルが回りません。
そうすると、エネルギー不足で余分な老廃物を溜め込んで浮腫んだり、皮膚のたるみが起きます。
皮膚のたるみ=老け顔になることは、誰にとってもショックですよね!
しかも、このままの状態で秋を過ごしてしまうと、冬に冷え症が強まったり、腰痛が出たり、来年の春の花粉症が辛くなるといった体調不良に繋がります。
そのために、秋に適切な体のケアをして整えることが美肌づくり、エイジングケア、アレルギー予防になります。
そんなことから「容平編」では、夏の終わりから秋に多いお悩み「皮膚トラブル」を取り上げて、秋に起こりやすい不調のメカニズムや対策をお話しています。
この講座は、季節の養生で終わりません
この講座は、ただ単なる季節の養生だけではなく、取り上げる不調を題材に漢方の智慧をいろいろな切り口でお話していきます。
なぜならば、漢方の基礎を具体的な不調と絡めて話すことで実際に使える智慧にしてほしいからです。
もちろん、私が得意とする「翻訳」を使ってわかりやすく説明します。
秋という季節からの影響や皮膚トラブルのメカニズムを知ることによって適切に体をケアし、美肌づくり、エイジングケア、秋のアレルギー予防したい方、それをサポートする方に、本当におすすめの内容です。
あなたも漢方の基礎をブラッシュアップしてお客さまの健康をしっかりとサポートしませんか!
もちろん、漢方を武器にして自分自身やご家族のために使いたい方もご参加いただけます。
こんな方におすすめです
- 毎年、秋になって涼しくなると体調を崩しやすい方
- ニキビ、じんま疹、湿疹などの皮膚トラブルでお悩みの方
- 花粉症、アレルギー性鼻炎がある方
- 乾燥肌で悩んでいる方
- 冷え症でお悩みの方
- 乾燥すると、喉がイガイガしたり、咳が出やすい方
- 風邪やインフルエンザなどの感染症予防したい方
- 美肌づくりやエイジングケアをしたい方
- 漢方を武器にして家族やお客様の健康をサポートしたい方
こんな内容をお話しています
動画の内容
- 漢方の気血水とは何か
- 漢方を武器にして健康をサポートする上で大切なこと
- 気血水からみた皮膚トラブルのメカニズム
- 秋という季節からの影響
- 美肌やエイジングケアのための養生
- 秋に起こりやすい不調のメカニズムと養生
日常の不調から学ぶ秋の養生
「容平編」<皮膚トラブル>の詳細
【受講料】 8,800円 (税込)
【教 材】 「皮膚トラブル」を題材に秋に起こりやすい不調のメカニズムと日常を快適に暮らす養生を学ぶ動画講座 (約1時間10分)
(※質疑応答の部分は含みません。)
【受講方法】すてらす「会員専用ページ」にサインインして、動画を視聴することができます。
好きな時間に学べる動画講座
日常の不調から学ぶ秋の養生「容平編」
肌は内臓の鏡<皮膚トラブル>
実際に受講いただいた方々の声
実際に受講した方々から、たくさんの感想をいただいています。
その中のほんの一部ですが、紹介させていただきます。
薬剤師 Hさま
本日は、ありがとうございました。
秋、私は快適に過ごせる体質なので皮膚トラブルを感じたことは無かったのですが、最近、薬局の患者さんをみていて、まさに今日お話しに出てきた皮膚トラブルのこととか、免疫力の低下によるコロナやインフルエンザなどの感染症の患者さんが増えていました。
夏の後の体の状態をこの講座で聞いて、メカニズムをより深く理解できました。
セラピスト Mさま
今日のお話を聞いていて、まさにクライアントさんの症状がそのまま当てはまっていました。
クライアントさんの体の状態に置き換えて、どのようにクラアインさんに伝えようかと考えながらお聞きしていたんですが、なるほど「○○を切り口に伝えたらわかりやすいな」とか、「あの方は、○○に興味があるので、この部分で伝えると伝わりやすいかな」などの気づきがあり、とても参考になりました。
それから、まだまだコロナ禍なので、免疫力を上げていくという面で肺と大腸の関係を見直すポイントだなと改めて思いました。
この時期は、外側の乾燥の咳なのに今は咳をすると、皆さんの目が厳しくて咳をしたくないので今回のお話も活用していきたいと思います。
ありがとうございました。
ボディーワーカー Kさま
本日は、ありがとうございました!
皮膚トラブルは、若い時に蕁麻疹が地図状に出るようなこともあったけど、今は皮膚トラブルはあまりありません。
今は、肺の方が弱くて乾燥した時の空咳が良く出るので、体の乾燥のサインだという事を忘れずにこのお話を参考に養生していきたいと思います。
養護教諭 Oさま
今日も、ありがとうございました。
私自身がまさに皮膚トラブルで過去に病院を変えて、お薬を変えてと、やっていたのが祥乃先生に教えて頂いた養生で劇的に改善したので、本当にありがとうございました。
それでも、やっぱり巡りが悪かったり、足りなかったりで皮膚に出やすくて、出るたびにちょこちょこ食事や生活を改善しようと思いながらも、つい忙しさで忘れてしまうので、もう一度勉強して生活に取り入れられるように、このような時間を作って頂けることが本当にありがたいです。
薬剤師 Uさま
とても楽しみにしていたので早速視聴しました。
父がまさに、めまい、頻尿を訴えていたので、夏から秋にかけての養生が必要だなと実感しました。
でも家族に言われてもなかなか養生してくれないのが悩みですね。
また薬局に来られる方で、こむらがえりや皮膚トラブルの方が増えてきています。
私自身、春の花粉症症状があるので今から養生したいと思います。
会社員 Mさま
動画の視聴により、少し前に起こった夫の皮膚トラブル(襟足が赤くただれたようになっていました)が恐らく仕事のストレスと汗による『氣と水が足りない状態』から生じたものだったのかもしれないな、と思いました。
塗り薬でかなり良くなりましたが、今後は肺を養う食材を使ったメニューを多めにしたり、食事量を減らしたりすることでサポートできればと考えています。
私自身はここ数年、目立った皮膚トラブルが起きていないのですが、恐らく『お血』の状態がまだ続いているのだと思います(^_^;)
『すてらす式漢方通信講座』の資料や、動画を観て自分でまとめたことなどを一冊のファイルにしてたまに読み返しているのですが、「今の不調がどうして起こっているのか」や「今の自分(と夫)は具体的にどう対策をすれば良いのか」がまだはっきりとわからないことも多いため、こうして単発講座を開催していただけるのはとてもありがたいです!
動画なら、時間と場所を選ばず、自分のペースで好きな時間に学ぶことができます。
しかも、聞きもらしたところを何回も復習できます。
いろいろと伝えたい私は、テーマから少し離れたことでも、漢方の智慧である日常に使える事をたくさん話します。
こんなポロっと話した私の経験談が教科書には載っていない大切な話。
そんな実践的な話が漢方の基礎をブラッシュアップするために役立ちます。
これからも、いろいろな不調を取り上げて動画を増やしていきます。
漢方の智慧を知って実際の日常で使える人を増やす事が私の願いです。
なぜかというと、漢方の智慧を知っているか、知らないかで、大きく人生が変わります。
少なくとも、私自身と私のお客さまたちは、漢方を武器にすることで幸せに暮らしています。
漢方の基礎をブラッシュアップしたかったら、下記からどうぞ。
好きな時間に学べる動画講座
日常の不調から学ぶ秋の養生「容平編」
肌は内臓の鏡<皮膚トラブル>