あなたは、自分の考え方の癖に気づいていますか?
自分の考え方の癖って、自分ではなかなか分からないもので、無意識の内に自分で限界や制限を作っていることが多いです。
このように書くと、まるで自分の考え方が悪いように勘違いする人がいますが、それは違います!
自分の考え方は個性だから、漢方を武器にしてちゃんと気づいて適切に使えば、その個性が人生を豊かにするために活用できます。
人生にも春夏秋冬のリズムがある
自然界には、下記のようなにリズムがあります。
春 種まき、芽吹き
夏 生長、開花
秋 実り、収穫
冬 種を作る、土壌調整
自然界では、このリズムに乗ることで、実りを収穫することができます。
そして、このサイクルは、収穫して終わりではなく、豊かさの循環も生まれます。
自然界の一部である私たちは、このリズムを使って体を整えることができます。
漢方では、この春夏秋冬に「発陳(はっちん)」「蕃秀(ばんしゅう)」「容平(ようへい)」「閉蔵(へいぞう)」という養生ポイントがあります。
それぞれの季節の養生のポイントを知りたい方は、【好きな時間に学べる動画講座】をご活用ください。
そして、あなたの人生にも春夏秋冬のリズムがあり、体を整えるだけでなく、人生を豊かにするために、このリズムを使っています。
この人生のリズムは、年単位もしくは、月単位で繰り返されていて、人それぞれ違います。
そのため、人生のサイクルをスムーズに巡らせ豊かに暮らすために、心の声を受け取って軌道修正や微調整が必要です。
そこで、日常の中で心がこんなことを感じた時は、立ち止まって調整するタイミング。
・違和感がある時
・停滞感がある時
・何だか上手くいかない時
・壁が立ちはだかる時
これらは、まさに人生における季節が変わる変化の時を知らせてくれています。
心の声を受け取り調整することは、季節が変われば衣替えをするのと同じです。
季節が変わる変化の時に大切なこと
季節が変われば、今、持っている洋服を見直して、これからの季節に合ったものに衣替えします。
また、これからの季節に合わせて新しい洋服を買いたくなることもあるでしょう。
でも、それには、自分が何を持っているかがわからなかったら、新しい洋服も選べないわけです。
つまり、変化の時に大切なのは、立ち止まって人生の振り返りをする時間を作ることが大切。
その振り返りをする時に、気を付けてほしいことを書きます。
物事には必ず陰陽の両方がある
あなたは、自分の考え方の癖に気づいていますか?
自分の考え方の癖って、自分ではなかなか分からないもので、無意識の内に自分で限界や制限を作っていることが多いです。
このように書くと、まるで自分の考え方が悪いように勘違いする人がいますが、それは違います!
自分の考え方は個性だから、漢方を武器にしてちゃんと気づいて適切に使えば、その個性が人生を豊かにするために活用できます。
そこで適切に使うとは、物事を中庸に捉えるために体側から整えることが近道です。
それは、心身一如といって心と身体は密接に繋がっているので、体のバランスを整えると心も一緒に整うからです。
中庸に捉えるとは、物事には、必ず陰陽の両方の面あり、陰陽どちらも受け容れることだと私は思っています。
そうすることで、陰陽のバランスがとれて、スムーズに前に進む力が生まれます。
「病気」という出来事の陰陽の捉え方です。
病気のネガティブ(陰)な部分に焦点をあてると、病気には痛みが伴ったり、治療費など自分が望んでいる「時間」や「お金」の使い方にならない。
しかも、人に迷惑をかけたり、人の助けが必要になることが多い。
一方で、病気のポジティブ(陽)な部分に焦点を当てると、立ち止まって休養がとれる。
自分の人生を振り返る機会となり、自分の本来の人生を歩むためのターニングポイントになることが多い。
しかも、人の優しさを含め、健康な時には当たり前すぎて見えていなかったことに気づかされる。
だから、病気という出来事ひとつとっても、ネガティブな事だけではなく、陰陽どちらの面も捉えることができます。
しかし、ネガティブ(陰)に偏り過ぎると、病気に対する恐れ、不安感、罪悪感で重く沈んでブレーキがかかってしまい、ポジティブ(陽)に偏り過ぎると楽観的になり過ぎて、ふわふわと浮いて現実を見て見ぬふりをしてしまいます。
ポジティブ(陽)はアクセル、ネガティブ(陰)はブレーキみたいなものだから、ブレーキばかりでも前に進めないし、ブレーキがない車は、怖くて運転できません!
どちらかに偏り過ぎずに、やっぱり中庸が大切。
中庸とは、中間点ではなく、自分のバランスが取れる点のことだから、人によって考え方の癖に影響を与えるもともとの体質によって違います。
ちなみに、私の場合は、陰である体内の水分を溜め込みやすい体質なので、思考も陰に傾きやすいです。
バランスが取れている時は、落ち着いていて冷静で、分析が得意なしっかり者といった感じです。
しっかり者と自分で言うのは恥ずかしいですが、わかりやすい表現なので採用します(笑)
しかし、バランスを崩して陰に偏ると、鎮静しすぎて内側にこもったり、分析が過剰になって批判的に物を捉えてしまい、失敗を恐れて前に進めなくなります。
つまり、漢方を武器にして体質を診ていくと、その時の思考や行動のクセまでわかります。
だからこそ、「自分らしく」人生の春夏秋冬のリズムを循環させるには、体が整うことで中庸に捉えることができます。
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体の中庸とは、気血水のバランス
中庸を漢方を武器にして体で考えると、もっとわかりやすいです。
漢方で私たち人の体は、「氣」「血」「水」という3つの成分で作られていると考えています。
「気」 生命エネルギー、免疫力
「血」 血管の中を流れて全身に栄養を運ぶもの
「水」 体のなかにある正常な水分
気が「陽」で、血と水が「陰」で体内の陰陽のバランスを取っています。
しかし、この気血水が不足したり、流れが悪く滞ることにより、不調や病気の症状があらわれます。
そこで、体を動かすために熱量(陽)も必要だし、寝る(鎮静させる)ために体が冷える(陰)事も必要です。
よく冷える事は悪い事のように思われがちですが、寝るためには、体が冷えないと眠れません。
例えば、体内の水分を保持する力が弱くなると、体内の水分が不足することで体を冷ませなくなります。
そうすると、体が熱し過ぎるから鎮静できなくて、落ち着かなくて焦ったり、のぼせたり、寝つきが悪くなったり、その熱で乾燥肌がひどくなって皮膚トラブル、空咳が起きます。
つまり、温めることも、冷ますことも、体にとっては、どちらも同じように重要なことです。
ただし、温める量や冷やす量は、個々の体質や同じ人であっても季節によって変わってきます。
人を介して自分の思い込みに気づく
本来、この自然界では、陰陽は常に動いていて自然とバランスを取れてくれています。
そのため、どちらかに偏ってしまっている場合、自分の生活の癖や思い込みでバランスを取ることを邪魔してしまっているわけです。
でも、人は自分の思い込みには気づきにくい。
だから人を介して自分の思い込みに気づき、それを調整することで人生のサイクルをスムーズに巡らせ豊かに暮らすことができます。
「どんな人もひとりでは生きられない」と言われる所存なのかもしれません。
私の魂の思いで立ち上げた「すてらす」は、素を照らすことであなたらしく幸せに暮らすために、こんなこともわかる漢方を武器にすることをサポートしています。
漢方を武器にするコツやポイントを下記でお伝えしていますので、ぜひ読んでください。