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ブログ 自然界からのガイダンス

2022年雨水の漢方養生と自然界からのガイダンス

2022年2月19日

雨水の時期に健やかに豊かに暮らすために、必要な漢方の養生生活やメディスンカードを使って私が自然界と対話して受け取ったものです。

 

雨水の漢方養生

雨水とは、2/19から啓蟄(3/5)までの期間。

気温が上がっていくことで降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になるという意味があります。

また、草木が芽生える頃で、まだ気温が低い日も訪れ、三寒四温を繰り返しながら本格的な暖かい春に向かう時期です。

今、寒暖差がありますが、晴れた日の日中の陽ざしの強さは、春を感じます。

それに伴って外側である自然界から影響は始まっているようで、「立春」を過ぎたあたりから下記の症状を訴える方が個人セッションで出始めました。

今、増えている不調

  • お腹にガスが溜まりやすい
  • ニキビや吹き出物が顔に出てきた
  • 口やのどがよく渇く
  • 足の冷えや浮腫みが気になる
  • 最近、夜中にトイレに起きる
  • いつもより生理痛が辛い
  • 腰痛が出だした

今、あなたのサロンにくるお客さまからも、こんな声が増えていませんか?

これは、外側から体内の氣を「上」に持ち上げる力がぐんぐんと増えているからです。

その持ち上げる力とは、外側の「陽気」

 

私たち人も自然の一部。

少しずつ陽気が良くなってくると、私たちの体内の氣も外側の陽気の力で上に持ち上げられてしまいます。

これは、自然界の法則で暖かいものは上に昇り、冷たいものは下に溜まる性質からです。

まるでエアコンを使う時にサーキュレーターを使わないのと同じ状態が体の内側で今、起こっている人に上記のような症状が現れています。

それは、陽である氣が上半身に昇り、陰である体内の水が下半身に溜まってしまう上熱下寒という状態です。

そうすると、上半身には熱が過剰な症状があらわれ、下半身は、余分な水分が溜まって冷えた時に起こる症状が出てきます。

そんなことから、ズボンが窮屈になって下半身太りが気になるという人も増えています。

特に1日中、座りっぱなしのデスクワークの方に、この症状が出やすいです。

 

今、冬に閉じていた心と体を開いて体内のサーキュレーターを使うことで、この不調が解消されます。

体内のサーキュレーターとは、何だかわかりますか?

それは、「呼吸」です。

この時期、体内のサーキュレーターを働かせて巡りを良くするために、呼吸を使いながらウォーキングしたり、ヨガや体操など適度に体を動かすことが必要です。

 

このように季節と調和して快適に暮らすことも、漢方を武器にすると出来ます。

ただし、人それぞれ体質が違うので、外側から受ける影響も違います。

そこで漢方を武器にすると、その人の体の状態に合わせた最適なケアの方法がわかります。

下記で漢方を武器にするコツやポイントをお伝えしていますので、ぜひ読んでください。

 

 

2022年雨水の
自然界からのガイダンス

自然界と繋いでくれたアニマル達

【雷鳥】【アリ】【ネズミ】

今、あなたは、自分にとって大切なことをコツコツと積み重ねていく忍耐力が必要な時です。

不安や焦りから闇雲に忙しく動いたり、先が見えないという不安や焦りから無駄なことをやり過ぎないように注意しましょう。

 

人によっては、情報の量が多いと消化不良を起こし、ウイルスや花粉と同じように、その人にとって邪気になってしまいます。

特に思考が優位になると、氣が頭に昇ってしまい、イライラしたり、焦って心配という妄想を膨らませてしまい、体内の氣を必要以上に消耗して疲れてしまう。

 

小さなことをコツコツと積み重ねていく忍耐力は、自分の中心としっかり繋がることで天(神さま、自然界)の高い意識と繋がり、天とあなたの内側の氣を循環させることで生まれます。

それには、今、大地にグラウンディングして呼吸に意識を向け、ウォーキング、ヨガ、体操などで適度に体を動かすことを意識しましょう。

そうすることで、一歩ずつ確実に歩んでいく忍耐力がつき、あなたの視野を拡大させます。

 

以上が自然界からのガイダンスです。

ぜひ、次の節気(啓蟄)まで意識してみてください。

次回の「自然界からのガイダンス」は、3/5(土)啓蟄にお届けします。

 

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藤巻 祥乃

すてらす代表 薬を売らない薬剤師、国際中医師、漢方エッセイストとして活動。講座では、本格的に漢方を学びたい主婦、会社員という一般の方から漢方でお客様の心も体もケアしたいセラピスト、薬剤師、歯科医師などの専門職の方に向けても専門的なアドバイス、サポートをしている。 「難しい漢方用語が翻訳でわかりやすい」「漢方は難しいと思っていたけど、わかり出すと面白くて使える!」というお声をいただいています。個人セッション・講座の受講者数は、延べ1000人を超える。

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