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ブログ 春の養生 自然界からのガイダンス

2024年雨水の漢方養生と自然界からのガイダンス

 

藤巻
雨水の時期に健やかに豊かに暮らすための漢方の養生をお伝えします。
自然界からのガイダンスとは、メディスンカードを使って私が自然界と対話して受け取ったもので、心を整えるための内観ツールです。

 

雨水の漢方養生

雨水とは、2/19から啓蟄(3/5)までの期間。

気温が上がっていくことで降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になるという意味があります。

また、草木が芽生える頃で、三寒四温を繰り返しながら本格的な暖かい春に向かう時期です。

そのため、まだ気温が低い日もありますが、晴れた日の日中の陽ざしの強さは春を感じます。

そして、暖かい日が増えてくると花粉症の症状や下記の不調を感じる人が増えます。

 

 

今、起こりやすい不調

  • やたらお腹が空いて過食になる
  • 目が渇いて疲れる
  • 何だかイライラする
  • お腹にガスが溜まりやすい
  • 吹き出物が顔に出てきた
  • 口やのどがよく渇く 
  • 足の冷えやむくみが気になる   
  • 生理痛がいつもより辛い
  • 頭痛がよく起こる

 

あなたのサロンやカウンセリングにくるお客様からも、今、こんな不調が増えていませんか?

上記の不調が現れるには、共通した体の状態があります。

その体の状態とは、上熱下寒です。

暖かくなってくる春は、外側から体内の氣を「上」に持ち上げる力がぐんぐんと増えます。

この持ち上げる力とは、まさに暖かさである外側の陽の「氣」

春になると「陽気が良くなってきた」といいますよね!

漢方の原理原則「天人合一」

天である自然界の動きと私たち人間の体内の働きは、一体で共鳴するからです。

 

漢方で考えるこの時期に意識すること

暖かくなってきても、先程の不調が出る人と出ない人がいます。

あなたは、その原因がわかりますか?

答えは、「体内のサーキュレーターをちゃんと使えているか」です。

この時期に上記の不調が出る人は、まるでエアコンで室内を暖める時にサーキュレーターを使わないのと同じ状態が体内で起こっています。

つまり、外側の陽気の力で体内の「氣」が上半身に持ち上げられて上部に熱が溜まり、体内のサーキュレーターを使えていないことで陰である体内の「水」が下半身に溜まって冷えるという状態です。

特に1日中、座りっぱなしのデスクワークの方に、この症状が出やすく、ズボンが窮屈になって何だか下半身太りが気になるという人も増えます。

暖かくなるにしたがって冬に閉じていた心と体を少しずつ開き、意識的に体内のサーキュレーターを使うことで、これらの不調が解消されます。

この体内のサーキュレーターとは、何のことでしょうか?

それは、「意識的におこなう呼吸」です。

 

 

そのため、暖かくなり出したら、体内の「氣」を循環させるために呼吸を意識しながらウォーキングしたり、呼吸を意識するヨガや体操で体を動かして行くことが必要です。

また、春は気の流れをよくするために体を締めつけないゆったりした洋服選びが大切。

心の面では、やらなければならない事ばかりに焦点をあてるのではなく、時には猫をお手本にのびのびとした気持ちで過ごす時間も必要です。

 

この時期の生活点検ポイントを書いているので参考にしてください。

【関連記事】

春の過食や生理の不調は、もっと開花してのサイン!

 

ただし、人それぞれ体質が違うので外側から受ける影響も違います。

だから、季節と調和して快適に暮らすには、自分の心と身体からの声(サイン)に耳を澄ますことが重要です。

それには、漢方を武器にした専門家の力を借りるか、ご自分で漢方を学んで武器にする必要があります。

漢方を武器にすることで整えポイントが具体的にわかるので、自分自身の健康管理やお客様、家族の健康サポートに活かせます。

でも、漢方を学んだけど、上手く使えないというお話をよく聞きます。

それは、漢方を武器にするための「ある方法」を知らないからです。

漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様をサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密を下記でおしえています。

 

 

2024年雨水の
自然界からのガイダンス

自然界と繋いでくれたアニマル達

【ヘラジカ】【クーガー】【スワン(白鳥)】

 

あなたは、いつも自分ひとりで頑張り過ぎていませんか?

人生において、あなたは自分の船の船長です。

だから、自分の船をあなたが操縦することは大切なこと。

しかし、いつも自分ひとりで全て操縦する必要はありません。

人生という航路は、ときに地形や水路が複雑になっている水域があったり、気象や潮流の状況が厳しい水域もあります。

そんな水域を運行する時は、あなたひとりで頑張るのではなく、水先案内人を要請してください。

水先案内人は、あなたよりもその水域を熟知しているので、あなたを助けて安全に船を誘導してくれます。

だから、信頼して操船を任せればいいのです。

そうすることで、不必要な時間や体力を消耗することなく、あなた自らの力を存分に発揮できるようになります。

 

以上が自然界からのガイダンスです。

ぜひ、次の節気(啓蟄)まで意識してみてください。

次回の「自然界からのガイダンス」は、3/5(火)啓蟄にお届けします。

 

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藤巻 祥乃

すてらす代表 薬を売らない薬剤師、国際中医師、漢方エッセイストとして活動。講座では、本格的に漢方を学びたい主婦、会社員という一般の方から漢方でお客様の心も体もケアしたいセラピスト、薬剤師、歯科医師などの専門職の方に向けても専門的なアドバイス、サポートをしている。 「難しい漢方用語が翻訳でわかりやすい」「漢方は難しいと思っていたけど、わかり出すと面白くて使える!」というお声をいただいています。個人セッション・講座の受講者数は、延べ1000人を超える。

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