寒さや夏の冷房などの外側からの一時的な冷えなら、暖かいものを飲んだり、お風呂や暖房で体を温めれば、すぐに冷えは改善されます。
しかし、慢性的に体の冷えがある場合、何だか体がだるかったり、頭痛、生理痛、生理不順など、さまざまな体の不調も感じます。
対症療法は、あくまでも応急処置です!
よく「冷えは万病のもと」といいますが、慢性的な冷えは冷え自体も辛いし、いろいろな不調に発展します。
そこで、その辛い不調に対して検査をしても特に異常がないことが多い。
つまり西洋医学では、原因がわからず、ハッキリとした病名がつかない場合も多いです。
これは「不定愁訴」と言われるもの。
この不調に対しては、「これ!」という治療法が特にないので、西洋医学では経過観察になります。
そうすると、「え~!こんなに辛いのに、どうしたらいいの?!」となり、とりあえず、痛みに対して鎮痛剤など症状を抑える薬が処方されます。
でも、これは、あくまで応急処置。
対症療法なので、本当の原因に対しての治療ではないんです!
なぜ漢方は、不定愁訴に強いのか?
ところが漢方では、検査で異常がなくても、何か辛い症状や不調があれば、体のバランスの乱れがあり、原因がハッキリわかるんです。
病気ではないけど、「体のバランスの乱れ」という原因がある状態
これを漢方では、「未病(みびょう)」といいます。
だから、
漢方の未病には原因がある
↓
原因があるから
↓
整え方がわかる
そのため、漢方が不定愁訴に強いと言われている理由です!
そして、なぜ、その不調が起きるのか不調の原因が漢方を武器にすれば、ちゃんとわかります。
例えば、生理痛。
生理痛があまりにもひどくて心配になり、病院で検査をします。
しかし、西洋医学的には、異常が見当たらずに原因がわからないケースがほとんどです。
そうすると、西洋医学では、生理痛は症状であって病気ではないので、一般的に鎮痛剤で痛みを抑えたり、低用量ピルで排卵を止めて生理痛を軽くする応急処置をします。
鎮痛剤は、いくら飲んでいても痛みを抑えているだけで、生理痛を治しているわけではありません。
ここ、多くの人が治療していると、勘違いしているポイントです!
しかし、漢方を武器にして体のバランスの乱れを診ていけば、未病である生理痛の原因がわかります。
漢方で診た時の生理痛の主な原因
- 体に余分な水や老廃物を溜めて体内の巡りが悪い
- ストレスなどで、いつも体に力が入っていて血液の巡りが悪い
- 体を温める力が弱くて冷えている
- 子宮に届ける栄養が不足している など
生理痛の原因がわかれば、この未病の段階で本来のバランスに戻せます。
そうすれば、体が整って生理痛も無くなるわけです。
症状が辛い時は、対症療法で症状を緩和することも必要です。
しかし、西洋医学で原因がわからないからと、対症療法で辛い症状だけを抑えて、そのままの生活をしていると、どんどん体のバランスは乱れます。
その結果の多くが子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症、不妊という病気に発展します。
私も、それを経験したひとり。
漢方を武器にすれば、この未病の段階で対応ができ、将来なるかもしれないこれらの病気を未然に防ぐこともできます。
これが漢方は、予防医学と言われる所以です。
未病の代表格とは
「手足が冷える」「毎月、生理痛が辛い」「足がむくんでだるい」「最近、体がだるくて・・・」
体を整えるお仕事をしている場合、あなたのお客さまからよく聞く不調ではないですか?
これらの冷え、生理痛、むくみ、体のだるさは、未病の代表格です。
だから、漢方を武器にすれば、お客さまによく起こる辛い不調の原因がわかり、日常の中で体質改善ができて、病気の予防も出来ます。
あなたは、体質改善の本当の意味を知っていますか?
理解していないかもという方は、ぜひ下記の記事を読んでください。
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