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漢方の冬支度でこれからの冷えや乾燥で流行る感染症予防!

2021年10月21日

 

今年は、秋晴れの気持ちよい天気が少なく、早くも気温が下がってきました。

朝晩の冷え込みで、今、お布団の温かさに幸せを感じます!

近所を散歩していると、木々が少しずつ色づき始めました。

今、木々が色づくには最適な寒暖差や乾燥ですが、私たちの体には、ちょっと負担。

 

 

最近、急な冷えや乾燥から私の個人セッションでも、のどの痛みや咳が出たり、秋のアレルギー症状の鼻水が出ている人が増えています。

そこで、これからの冷えや乾燥による感染症を予防して元気に暮らすために今、漢方の冬支度が必要です。

昔の人は、本当に凄いですね!

この冬支度を始めることを忘れないように、ちゃんと暦に記してある。

それがまさに秋の「土用」です。

 

土用は夏だけじゃありません!

土用の中で一番有名なのは、丑の日に鰻を食べる夏の土用。

でも土用は、夏だけではなく、春夏秋冬の季節を繋ぐかたちで年に4回あります。

 

私たち人も自然界の一部なので、植物と同じような変化をしています。

春 芽吹き
夏 生長して花を咲かせる
秋 実が成る
冬 固い殻の中に氣を納める(種)

 

土用とは、このサイクルをスムーズにまわすために季節と季節を繋ぐ期間。

つまり、土用とは、今までの季節で使ってきた心と身体をいつもより丁寧にメンテナンスし、最適化した心と身体を次の季節へ移行する期間のことです。

車も長く快適に乗るために車検があるように、人には土用があります。

 

そこで、2022年の秋の土用は、10/20から11/6の18日間。

秋の土用は、自然界では木々が無駄な「氣」の消耗を減らすために葉を落として冬支度するように、人も心と身体を整えて体内の「氣」の無駄使いを点検することが大切。

 

量だけではなく、巡りも大切

 

漢方では心や身体に影響し、病気を引き起こす原因を総称して「邪(じゃ)」といいます。

本来、人の体の表面には「邪」を追い払う抵抗力(免疫力)が備わっています。

それが、漢方でいう「氣」の力です。

「氣」は実際に目で見ることができません。

しかし、「元気」「やる気」「気力がある」など、生活の中に「氣」をあらわす言葉がたくさんあるので皆さんも感じられるはず!

寒暖差や秋の花粉など外側からの影響で体調をくずしてしまうのは、この働きが低下している証拠。

つまり、病気に罹ってしまうのは、「氣」である体の表面のバリア機能が不足しているということです。

 

体の表面のバリア機能の不足には、大きく分けて2種類あります。

風邪(感冒)を例にとって説明します。

 

1)「氣」の不足で防衛力低下

「邪」と対抗する全身の「氣」が不足している。

そのために風邪を引いてしまうと症状が重く、寝こんでしまうのが特徴です。

2)「氣」の滞りで防衛の配備不良

体内に「氣」の量は十分にあるので症状が重くならない。

しかし、「氣」が体の表面に巡っていないので、軽い風邪がすっきり治らなず長引いてしまうのが特徴です。

 

わかりやすくに例えると、

1)は、兵隊の数が少ないため、防衛能力が弱くて邪気であるウィルスに侵入される状態です。

2)は、兵隊の配備されてる場所が悪いために侵入されるけど、兵隊の数はいるので戦い続けている感じです。

 

土用は、心のデフラグ(最適化)も必要

日々生活をしていると、自分では気がつかないうちに、身体だけでなく心にも不要なものを溜め込みます。

そのため、要らないものを溜め込むと、心がそわそわして焦ったり、大きな問題があるわけでもないのに何だか理由のない不安感がでます。

そんな状態のままにしておくと、ジタバタと要らない行動が増えてしまい、身体も疲れます。

そんなことから土用は、自分が心地よい場所で、ゆったりとしたひとり時間をつくり、心や思考の整理時間が必要です。

 

これは、パソコンを使っていると、ある日、急に動きが悪いことに気がつき、デフラグ(最適化)をかけるのと同じです。

最適化の後は、パソコンが軽くなって動きが良くなりますよね!

だからこそ、土用は身体のメンテナンスだけでなく、心のメンテナンスも必要です。

 

不調や病気があると、誰もが立ち止まらざるをえません。

しかし、不調や病気で立ち止まるのではなく、このように土用の期間に一度立ち止まって、自分をメンテナンスすることを漢方の養生ではお勧めしています。

そうすることで、次の季節も元気に過ごせて、自然界のサイクルをスムーズにまわすことできます。

メンテナンスの仕方は、人それぞれ体質によって違います。

漢方を武器にすると体質をみることができるので、体質に合わせたメンテナンスがわかります。

 

でも、漢方を学んだけど、上手く使えない!

それは、漢方を武器にするための「ある方法」を知らないからです。

漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様をサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密をおしえます。

 

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藤巻 祥乃

すてらす代表 薬を売らない薬剤師、国際中医師、漢方エッセイストとして活動。講座では、本格的に漢方を学びたい主婦、会社員という一般の方から漢方でお客様の心も体もケアしたいセラピスト、薬剤師、歯科医師などの専門職の方に向けても専門的なアドバイス、サポートをしている。 「難しい漢方用語が翻訳でわかりやすい」「漢方は難しいと思っていたけど、わかり出すと面白くて使える!」というお声をいただいています。個人セッション・講座の受講者数は、延べ1000人を超える。

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