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ブログ 春の養生

春の過食や生理の不調は、もっと開花してのサイン!

2022年3月30日

暖かい春になると、色鮮やかな花々が開花してきれいですね!

暖かくなってくる春に起こりやすい不調

春は、外側の陽気の影響を受けて、下記のご相談が増えます。

  • やたらお腹が空いて過食になる
  • 何だかイライラする
  • 目が渇いて疲れる
  • 頭痛がよく起こる
  • 生理周期が乱れたり、生理前の不調(PMS)がいつもより辛い
  • 口が渇いたり、口臭が気になる
  • 歯磨きの時に歯茎から出血する
  • 急にじんましんが出るようになった
  • アトピー性皮膚炎がひどくなる

 

でも、同じ春という季節を暮らしているのに、上記のような不調を感じる人と感じない人がいます。

それは、なぜでしょう?

答えは、季節の流れに乗っているかどうかです。

二十四節気の啓蟄が過ぎて虫が動き出すように、あなたは心と身体を開いて、今、動き出していますか?

暖かくなってきているのに、冬と同じような閉じこもった生活をしていませんか。

まさに、春という外側からの影響によって、今の体の状況や生活習慣が露呈されてしまうわけです。

これは、悪いことではなく、自然界に応援されて、今、自分の体を見直すチャンス!

つまり、ご自分の体の状況を知って整えることで、自然界とも調和することができて、元気に快適に過ごせます。

 

漢方の基本は、「天人合一」

春は暖かい陽気を感じるように、自然界の陽気が高まり、草木が芽吹く季節です。

外側の陽気とは、読んで字のごとく暖かい陽の「氣」のことです。

私たち人も自然の一部なので、外側の陽気とともに体内の生命エネルギーである「氣」も植物が芽吹くように、外に向かって出ていこうと高まります。

なぜかというと、冬に溜め込んだ古い要らないものを排泄し、春に新しいものと入れ替えて新陳代謝するためです。

そのため、しっかりと心と身体を開いて動き、体内の「氣」の巡りをよくする必要があります。

 

これは、漢方の「天人合一」という考え。

天である自然界の動きと私たち人間の体内の働きは、一体で共鳴するという考え方です。

 

そこで、漢方の春の養生は「発陳」といい、体内の「氣」の巡りをよくして冬に溜め込んだ古い要らないものを排泄することが大切です。

しかし、陽である体内の「氣」は、しっかりと深い呼吸をしたり、体を動かさないと、春に外側の陽気で持ち上げられて巡りが悪くなります。

そうすると、古い要らないものが排泄できない上に、上半身に熱がこもってしまい、余分な熱が前述のような不快な症状や不調として現れます。

 

また、更年期世代の人は、春だけでなく、ホルモンバランスの乱れによって、このような不快な症状がいつも出やすくなります。

これに加え、「氣」が上半身に停滞すると、気温が上がっているのに足先が冷えたり、下半身のむくみがひどくなるという人もいます。

その詳しい原因は、下記のブログをお読みください。

漢方を武器にして内臓冷えのトリックを見抜く!

 

このような症状が出てきたら、下記のことが該当していないか、ご自分の生活を点検することをおすすめします。

生活の点検ポイント

  • 冬と同じように、こもった生活をしていないか
  • 脂っこい物、辛い物を食べ過ぎていないか
  • 気忙しい日々を過ごしていないか
  • 自分を追い込んで、余裕が無くなっていないか
  • ストレスを溜め込んでいないか

 

 

体内の「氣」は、しっかりと呼吸をしたり、体を動かすこと、さらには、気持ちが伸び伸びしていることで、体内をスムーズに巡っています。

しかし、やらなくてはいけないことばかりになって気忙しいと、呼吸が浅くなったり、無意識で体に力が入って体内の「氣」の巡りが悪くなる。

日常の中でこのような状況があると、巡りが悪くなっている体内の「氣」が春になって上半身に持ち上げられてしまいます。

つまり、自分の生活習慣や思考グセで、体のバランスが乱れていることを気づけるように自然界が手伝ってくれているわけです。

今、前述のような不快な症状や不調が体から出ていたら、生活習慣や思考クセを「見直しましょう!」のサインです。

まずは、上記の生活点検ポイントをチェックしてみてください。

 

普段から自分の体質や内臓が快適に働く時間帯を知らないで、自分が慣れた生活を無意識にしてしまっていると、不要な物を溜め込んで体内の巡りが悪くなり、過食になっている場合もあります。

漢方で診た過食になってしまう体の状態やその対策についても、下記でお話しています。

ぜひ、ご活用ください。

好きな時間に学べる漢方動画講座

 

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藤巻 祥乃

すてらす代表 薬を売らない薬剤師、国際中医師、漢方エッセイストとして活動。講座では、本格的に漢方を学びたい主婦、会社員という一般の方から漢方でお客様の心も体もケアしたいセラピスト、薬剤師、歯科医師などの専門職の方に向けても専門的なアドバイス、サポートをしている。 「難しい漢方用語が翻訳でわかりやすい」「漢方は難しいと思っていたけど、わかり出すと面白くて使える!」というお声をいただいています。個人セッション・講座の受講者数は、延べ1000人を超える。

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