自然界からのガイダンスとは、メディスンカードを使って私が自然界と対話して受け取ったもので、心を整えるための内観ツールです。
冬至の漢方養生
冬至とは、12/22から小寒(1/6)までの期間。
今日は、夜が最も長く、昼が短い日。
漢方の理論である「陰陽五行」では、1年間を陰陽に分けた時、夏至から増えてきた陰の氣が冬至に最大となります。
そして、陰が極まり、陰陽が逆転して今度は来年の夏至に向かって陽の氣が徐々に増えていきます。
これを「陰が極まり、再び陽に戻る」という意味で「一陽来復」といい、新しい年の始まりである来年の立春(2/4)に向けて陽が再び復活する日です。
新しい年に向けて厄払いし、健康で幸福に過ごせるようにと、昔から冬至はゆず湯に入ったり、南瓜を食べます。
私たち人も自然の一部。
この陰陽は私たちの体の中にも存在し、自然界と同じように常に動いていて陰陽のバランスを取っています。
体を温めたり、動かして巡りをよくする「氣」の陽と、身体がほてらないように冷ましたり、心を穏やかに鎮静させる「血」と「水(津液)」の陰です。
寒くなると温める情報ばかりを目にしますが、陰陽はバランスが大切でどちらが良い悪いはありません。
そのため、体質や年齢によっては温める食材ばかりを摂りすぎると体内の陰が消耗して熱側に傾いてしまうので要注意です。
陰が不足すると、体がほてるだけでなく、血の中にも熱が伝わってしまい、不正出血や歯茎の出血なども起こってしまいます。
しかも、精神を鎮静したり安定させる陰が消耗して陽である熱側に傾くことで体の不調だけでなく、イライラしたり、心がそわそわして落ち着かなくなってしまいます。
体内にしっかりと陰があるからこそ、ほてらないように冷ませたり、イライラやそわそわする心を落ち着かせることができます。
思い当たる理由もないのに、イライラや不安などの心の不調が出ているのは、もしかしたら体内の陰陽のバランスが崩れてしまっているのが原因かもしれませんよ!
一方で、自分では体が冷えていないと勘違いして冬の寒さである「寒邪」に対して無防備になってしまう体の状態があります。
この体の状態になると内臓が冷えてしまい、さまざまな機能の低下が起こり、多くの不調に発展します。
寒い冬の時期に朝起きて起こるめまいにも関係することが多いです。
その体の状態については、詳しくは下記の記事をお読みください。
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体内の陰陽のバランスは、加齢だけでなく、疲れ、ストレス、生活習慣によってもバランスが乱れます。
日々の生活の中で、自分の思い込みやいつの間にかパターン化した生活をしてしまうと、陰陽のバランスが傾いてしまうことが多いです。
そのため、体からのサインをしっかり受け取って、体内の陰陽のバランスがどうなっているのか知ることが大切です。
漢方を武器にすると、体内の陰陽のバランスがハッキリとわかります!
漢方を武器にするための動画講座「閉臓編」では、冬に起こりやすい不調のメカニズムと養生、年齢別の冷え対策もお話しています。
好きな時間に学ぶ動画講座は、動画をみてご自分でいつでもどこでも学べて実践して頂けます。
しかも、視聴期限はありませんので、「見るタイミングで受け取れる情報が違い、自分の成長も感じられる」という嬉しいご感想も頂いています。
年末年始お時間がある方は、ぜひ手軽に学べる下記の動画講座で漢方の智慧をブラッシュアップしてください。
2023年冬至の
自然界からのガイダンス
自然界と繋いでくれたアニマル達
【アライグマ】【ヘラジカ】【コヨーテ】
あなたは、周りの意見ばかりを聞いてしまって他者や世の中の大きなうねりに翻弄されていませんか?
お正月に回すコマ(独楽)を思い出してください。
コマが回っている時は、中心から離れれば離れるほど大きく動いています。
しかも、中心が一定でないと、しっかりと立って回ることができません。
だから、あなたも自分の中心から離れれば離れるほど、世の中の動きに大きく揺さぶられてしまいます。
しかし、あなたは自分の中心にしっかりと立つことによって、世の中がどんなに早く大きく動いていても踏ん張って安定することができます。
自分の中心に立つとは、きちんと自分の本心を感じて自分の意見を持つことです。
ただし、あなたの物の見方には、かならず死角があります。
だから、何かうまくいかない時は、自分ひとりで考え過ぎたり、抱え込むのではなく、他者という視点を使って多角的に物事を見る必要もあります。
そうすることで、失敗と感じることが起こったとしても笑い飛ばすことができ、失敗ではなく経験を1つ積み重ねて前に進む力強さが生まれます。
以上が自然界からのガイダンスです。
ぜひ、次の節気(小寒)まで意識してみてください。
次回の「自然界からのガイダンス」は、1/6(土)小寒にお届けします。
漢方を学んだけど、上手く使えないというお話をよく聞きます。
それは、漢方を武器にするための「ある方法」を知らないからです。
漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様をサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密を下記でおしえています。