自然界からのガイダンスとは、メディスンカードを使って私が自然界と対話して受け取ったもので、心を整えるための内観ツールです。
大寒の漢方養生
大寒とは、1/20から立春(2/4)までの期間で冬の季節の最後の節気です。
小寒から立春までの約1か月の「寒の内」の真ん中にあたります。
陰陽で考えると、陰が極まるのは冬至(12/22)ですが、実際に過去の気象データで寒さの底は、この大寒の時期と言われています。
しかし、この大寒の時期は、冬の厳しい寒さだけではなく、晴れた日の昼間は春のようなポカポカ陽気が入り混じり、段階的に冬から春へ変化しています。
そのため、大寒の時期は陰陽の振れ幅が大きいために寒暖差も大きいです!
寒暖差は、自分が思っている以上に、元気の源である体内の「氣」を消耗して疲れを感じます。
なぜならば、寒暖差は、本来、私たちに備わっている恒常性(ホメオスタシス)に負担をかけて、体温を調節しているのが体内の「氣」だからです。
しかも、今、寒暖差だけでなく、外側という世の中が大きく変化している時なので、いろいろな事に無意識で「氣」を遣って消耗しています。
最近の個人セッションでは、「疲れる」「胃腸の調子が悪い」というお声をよく聞きます。
このような体からの声をスルーせずに、しっかりと受け止めて自分にとって整える生活を心がけると健やかに過ごせます。
この「自分にとって」というところが一番大切なポイントです。
世間で良いと言われていることでも、自分の体質に合わなければ、体が整わないだけでなく、体に負担をかけている場合もあります。
個人セッションでよく聞く話が「体の老廃物をデトックスするために、無理してお水を飲んでいる」問題があります。
水分代謝の働きが体質的に弱い方がこんな寒い時期に無理してがぶがぶと水を飲んだら、デトックスするどころか内臓に負担をかけてしまい、疲れやすくなるなど不調が出てきてしまいます。
一方で、「冷えはよくないので温めなくてはいけない」と思い込んでしまっていると、体内に熱がこもっているのに温めてしまい、体内の余分な熱でイライラや焦りが起こることで体の不調に発展する人もいます。
良かれと思ってやっていることが実は、自分の体質に合わないために内臓に負担をかけ、体が整わない状況を自分で作っていたなんてことも少なくありません。
私たちの体は、外側である自然界や人間関係の影響を受けて、常に変化しています。
そのため、自分の体からの声(サイン)を聞くことを忘れないでくださいね。
そこで、外側の影響としてこの大寒の時期に重なるように1/17から冬の土用が始まりました。
年に4回ある土用の中で冬の土用は、これから芽吹きである春に向けて不要なものを外側に発散したり、体内を巡らせる力をしっかりと確保することが大切な期間です。
この外側に発散したり、体内を巡らせる力とは、体内の「氣」です。
この体内の「氣」がしっかりと確保されていれば、冬に溜め込んだ要らないものを春になったら外側の陽気の力も借りて、体の外へ出したり、解毒することができます。
そればかりではなく、一年で最も寒さが厳しい「寒中」の今も、風邪、コロナ、インフルエンザなどの感染症予防にもなります。
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もし、既に体内の「氣」の不足のサインである「風邪などの感染症に罹ってしまった」「何だか疲れやすい」の方は、この大寒と重なる冬の土用にしっかりと整えてください。
なぜかというと、体内の「氣」が不足したまま暖かい春に突入すると、冬に溜め込んだ不要なものや春の外側からの影響で体内の巡りが悪くなり、不調や炎症を起します。
つまり、この時期にしっかりと整えて「氣」を蓄えておけば、春の花粉症、皮膚トラブル、めまいなどの不調を未然に防いで、春を元気に過ごせるというわけです。
しかし、具体的なメンテナンスの仕方は、人それぞれ体質や今の体の状況によって違います。
漢方を武器にすることで、自分の体質に合わせたメンテナンスがわかります。
ぜひ、ご自分が漢方を武器にするか、もしくは、漢方を武器にしている人の力を借りて、体質に合ったメンテナンスをしてください!
漢方を学んだけど、上手く使えないというお話をよく聞きます。
それは、漢方を武器にするための「ある方法」を知らないからです。
漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様をサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密を下記でおしえています。
2023年大寒の
自然界からのガイダンス
自然界と繋いでくれたアニマル達
【ホーク(鷹)】【シカ】【ブラックパンサー】
あなたは、日々の中で自分を見張ってしまっていませんか?
自分を見張ってしまうと、常に緊張して余分な力を入れてしまい、心と身体を閉じてしまいます。
そうすると、要らない老廃物や感情を溜めてしまい、心も身体も整いません。
自分を見張ることと、自分の内側からの声を聞くことは違います。
あなたは、自分を見張るのではなく、小さな子供の話を聞くように心や身体からの声に耳を傾けることが大切です。
小さな子供の話を聞くには、寛容さと忍耐力がいります。
その寛容さと忍耐力が愛であり、慈しみです。
あなたは、あなた自身に愛と慈しみを与えていますか?
それを与えることで、体内の氣が満ちてホメオスタシスが働き、自然と整っていきます。
以上が自然界からのガイダンスです。
ぜひ、次の節気(立春)まで意識してみてください。
次回の「自然界からのガイダンス」は、2/4(土)立春にお届けします。