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ブログ 秋の養生

そのイライラの原因は、意外なものかも?!

こんにちは。
漢方を武器にする人を育てる先生
藤巻祥乃(よしの)です。

 

朝晩の気温が下がってきて
すっかり秋らしくなり
爽やかな気候ですね!

 

外の空気が乾燥してくると
皮膚から体内の水分が蒸発し
自分では気づかないうちに
体内の水分を失っています。

 

そのまま気づかずに
水分補給しないでいると
体内の陰陽の
バランスが乱れます。

 

だから、のどの渇きだけでなく
自分の体の声(サイン)をきいて
しっかりと水分補給しましょう。

 

特に更年期世代の皆さんは、
気をつけてくださいね!

 

なぜならば、更年期世代の方は、
既に体内の陰陽のバランスが
乱れていることがあるからです。

 

もし、今、こんな体からの
サインが出てきたら
「陰陽のバランスが乱れてますよ」
の声なので、要注意です。

 

・何だかイライラする
・冷たいものがやたらと飲みたい
・肌が乾燥して痒みがでる
・自分ひとりだけ暑がっている
・眠りが浅くて夜中に目が覚める

 


ちょうど、漢方体質診断の
個人セッションを
受けて頂いた方から
こんな話が出ていました。

 

秋は、爽やかな季節で
今までは体調が良いはずなのに
今年は、自分ひとりだけ
暑がっていたり
夜になると、蕁麻疹が出たりと
何だか不調を感じています。

 

それに、日常の中で
そんなにストレスが
あるわけでもないのに
ちょっとしたことで
イライラしてしまう。

 

そうやってイライラする自分にも、
「嫌だな」と感じて疲れてしまう。

 

何でこんなに、
イライラするんですか?!
よくイラストで
イライラと怒っている人を
下記のように顔を赤くしたり、
湯気を書いて表現しますよね。


そうなんです!

このイラストのとおり
イライラしたり、怒る感情は、
漢方では、体に余分な熱が滞り
余分な熱が上(頭)に
昇っているサインです。

 

体に余分な熱がこもるとは、
陽である氣が体内に滞っているか
陰である血や水が不足していて
体内の余分な熱を冷ませないか
のどちらかです。

 

この方の場合は、
体に潤いを与え、
活動した体のほてりを冷ます
体内の水(陰)が不足して、
冷ますことが出来ずに
体に熱がこもっている状態でした。

 

漢方では、体内の陰が不足して
冷ませなくなった熱のことを
「虚熱」といいます。

しかも、虚熱が体内にあると
じわじわと体内の水を蒸発させ
ますます体内の水が足りなくなり、
他の不調が出てきます。

 

こんな状態が続いていると
イライラだけでなく
下記のような不調として
体が教えてくれます。

 

・肌や髪が乾燥する
・肌に痒みが出る
・便秘がちになる
・手足のほてり
・蕁麻疹が出やすくなる
・寝つきが悪い、眠りが浅い
・寝汗をかく
・動悸、不安感、耳鳴りなど

 

これは、まさに更年期世代、
あるあるの症状です。

 

よく更年期世代の方が
「何だかイライラして
性格が悪くなっちゃう~!」と
嘆く方がいますが
心配しなくて大丈夫です。

 

このようなイライラの感情

先程、説明しましたように
体の陰陽のバランスの乱れから
出ている症状なだけです。

 

だから、
体のバランスを整えたら、

「あのイライラは
何だったんだろう?!」

と思うくらい、
スーとおさまって
イライラが無くなり
皆さん、体調よく
穏やかに暮らしています。

 

まさに、漢方の「心身一如」で
心と身体は密接に繋がっています。

 

ただし、
人それぞれ体質が違うので
更年期世代だからといって
必ずしも、イライラの原因が
体内の水分不足だけ
ではありません。

 

だから、
穏やかに暮らすには、
その人の体質を見極めて
整えることがとても大切です。

 

乾燥の季節である
秋に入ってきて

「最近、イライラが多い」とか
「じんましんが出やすくなった」
「眠りが浅くて悪い」などの

お客様からのご相談にも
漢方を武器にすると
その方の体質を絡めて
わかりやすい説明ができます。

 

このようなお客さまからの
質問に漢方的なアドバイスが
出来るようになりたい方は、
ぜひ、下記を読んでください。
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藤巻 祥乃

すてらす代表 薬を売らない薬剤師、国際中医師、漢方エッセイストとして活動。講座では、本格的に漢方を学びたい主婦、会社員という一般の方から漢方でお客様の心も体もケアしたいセラピスト、薬剤師、歯科医師などの専門職の方に向けても専門的なアドバイス、サポートをしている。 「難しい漢方用語が翻訳でわかりやすい」「漢方は難しいと思っていたけど、わかり出すと面白くて使える!」というお声をいただいています。個人セッション・講座の受講者数は、延べ1000人を超える。

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