自然界からのガイダンスとは、メディスンカードを使って私が自然界と対話して受け取ったもので、心を整えるための内観ツールです。
大暑の漢方養生
大暑とは、7/23から立秋(8/7)までの期間。
一年のうちで暑さがもっとも厳しい時期です。
この時期は、昼間が長いことで活動量が増えたり、厳しい暑さからたくさんの汗をかくことで体内の氣、血、水(津液)、全ての消耗が多くなります。
しかも、今年は7月に入って雨が多く、ジメジメの暑さが続いています。
そのため、外側の湿邪に加え、常に冷房や冷たい飲み物、食べ物という胃腸の働きに負担をかけています。
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そんなことから大暑の時期は、体の疲れがしだいに内臓へと影響し、食欲減退、下痢や便秘など胃腸の不調を感じる方も多くなります。
また、7/20から土用に入り、大暑の時期は、夏の土用とも重なります。
土用とは、年に4回あり、それぞれの季節を繋いでいる18日間。
次の季節へ体がスムーズに移行するための準備期間になります。
<参考までに2022年の土用>
冬の土用 1/17~2/3
春の土用 4/17~5/4
夏の土用 7/20~8/6
秋の土用 10/20~11/6
つまり、土用は一度立ち止まり、体内の不要なもの(老廃物や感情)を手放し、ここまでの活動で消耗した体を補って、いつも以上に念入りに心と身体をメンテナンスする期間。
夏の土用といえば、土用の丑の日のうなぎを食べることが有名です。
漢方で、うなぎは「氣」や「血」を補う作用が優れた食材と考えています。
夏場は、汗をかくことで、「氣」や「陰(血と水)」を消耗するので、それを補うには、とても理にかなった食材です。
しかも、うなぎを食べる時の山椒は、食欲を増進し、消化を助けて胃もたれを防ぐ作用があるので、忘れずに山椒をかけて食べてくださいね。
しかし、どんなに「氣」や「血」を補う作用が優れた食材を摂っても、胃腸が元気でなければ、消化吸収して体が使える氣血水の形に変換することができません。
そのため、もし胃腸の働きが弱っている場合は、まずは、胃腸を労わるファスティングやプチ断食がおすすめです。
この時期、胃腸が弱ってくると、下記のような不調で体はお知らせします。
- あせもや皮膚のかぶれなどが出る
- 急にじんま疹が出る
- コロナや夏風邪のアデノウィルスなどに感染する
- ノロウイルスなどの感染性胃腸炎にかかる
- 疲れがぬけない
- むくみがひどくなる
- 胃もたれして下痢しやすい
- 水っぽいオリモノが増える
- 不正出血が起こる など
不調や病気があると、誰もが立ち止まらざるをえません。
しかし、不調や病気で立ち止まるのではなく、土用の期間に一度立ち止まって、自分を丁寧にメンテナンスすることをおすすめします。
自分の土台がしっかりしていれば、気候や環境のどんな変化にも揺さぶられません。
いろいろな変化で心が揺り動かされやすい土用の時期は、丁寧に自分を見つめ直すことで地固めをして土台をつくることが大切です。
そうすることで、次の季節へスムーズに移行できて、自然界のサイクルを軽やかにまわすことができます。
そこで、夏に心と身体を整えるには、陰陽のバランスがポイントです。
体内の陰陽のバランスを教えてくれる大きな指標は、「睡眠」の質。
多くの人は、寝つきが悪い、眠りが浅い、夜中に起きてしまうことが「不眠」だと思っています。
もちろん、これらの症状は、代表的な「不眠」のサインです。
でも、実は、毎晩、すぐに眠れて睡眠時間6~8時間でも、質の良い睡眠が取れていない「隠れ不眠」の人がいます。
その代表的なサインが「布団に入るとバタンキューで寝落ちすること」
「布団に入って、バタンキュー」は、一見、良いことと思われがちですが、実は、脳が気絶している状態なんです。
つまり、普段から質の良い睡眠が取れていないために、脳や体の疲れが溜まってしまっている状態。
しかも、もう1つの勘違いは、睡眠の量(時間)を増やせば脳や体の疲れがとれると思っていること。
質の悪い睡眠の量(時間)を増やしても、脳や体の機能回復は出来ていません!
そこで、体内の陰陽のバランスを知って質の良い睡眠をとる方法や夏のメンテナンスのポイントを下記の「蕃秀編」の動画講座で詳しくお伝えしています。
ぜひ、ご活用ください。
2022年大暑の
自然界からのガイダンス
自然界と繋いでくれたアニマル達
【カメ】【ジャガー】【リス】
あなたは、不調や病気が出ていることは、恥ずかしいことだと自分を責めていませんか?
不調や病気は、本来のあなたが自由に生きる上で不要な枠を教えてくれているだけです。
心を開いて、ありのままの自分を外側に出すことで、自分が困っている部分を人に助けてもらいましょう。
自分が困っている部分を出すことは、勇気がいります。
でも、今のありのままを出すことが真の強さです。
そして、乗り越えられない問題は、けしてあなたの前には置かれません。
それには、頭であれもこれもと散乱している「氣」を丹田のところまで下し、しっかりと大地に足をつけましょう。
自分の土台がしっかりしていれば、必要なことが見えてきます。
そうすることで、あなたの心は自由になり、あらゆる事に適切なタイミングがあるとわかることで将来への不安が消えます。
以上が自然界からのガイダンスです。
ぜひ、次の節気(立秋)まで意識してみてください。
次回の「自然界からのガイダンス」は、8/7(土)立秋の朝にお届けします。
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春夏秋冬、季節からの影響を知ってお客さまのサポートを心がけると、あなたのサポートの幅がぐっと広がります。
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