昨年に引き続き、先週2021/10/18に母校である日本大学薬学部の「漢方医薬学概論」に登壇しました!
講義依頼を頂いた春の時点では対面になる予定でしたが、まだ感染防止の観点から遠隔授業でした。
画面越しではありますが、これから薬剤師になる約300名の学生さんが熱心に耳を傾けてくれました。
この講義では、漢方のことだけを話したのではありません。
少し前を歩いている先輩として、これから薬剤師になる皆さんがありきたりな薬剤師像ではなく、自分の内側の気持ちを大切に、いろんな価値観を知ってほしい思いから私の経験や今の仕事の話もさせて頂きました。
特に、私が一番伝えたいのは
・医療者が患者の体質を変えるのではなく、環境を整えるサポートをすれば、患者自ら変わる力がある。
・治療だけが医療ではなく、治療を担当する医療者と未病を治す(予防)を担当する医療者がお互いに助け合い、チーム医療をするからこそ、多くの人の健康をサポートできる。
いろいろな価値観をもった薬剤師が育つ中で、私は、こんな仲間が増えてくれたら嬉しいです。
講義を依頼いただいた岸川先生から嬉しいお言葉を頂きました。
お忙しいところ、ご講義頂きましてありがとうございました。
社交辞令無しに、先生のご講義は視野が拡がります。
学生達も薬物療法に留まらず、患者の健康をサポートするという大きな観点に気づいたことと思います。
来年度も先生に講義をお願いしたいと考えております。ご都合に差し支えがなければ、是非ご講義くださいますようお願い致します。
今後ともよろしくお願い致します。
このように後輩である母校の学生に寄与する機会を頂き、医療薬学研究室 教授である岸川先生に感謝申し上げます。
来年度は、若い皆さんのエネルギーをもっと身近に感じながら、対話する場でお話できることを楽しみにしています。
あなたも治療だけでない漢方を武器にしてお客さまの健康をサポートしたり、自分自身や家族のセルフケアをしませんか。