春分の時期に健やかに豊かに暮らすために、必要な漢方の養生生活やメディスンカードを使って私が自然界と対話して受け取ったものです。
春分の漢方養生
春分とは、3/21から清明(4/5)までの期間。
春分の日は、昼夜の長さがほぼ同じになる日で、彼岸の中日にあたり「自然をたたえ、生物を慈しむ」として国民の祝日になっています。
この日を境に昼が夜よりも長くなり、陰から陽の季節へと移行する時期です。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、寒さが和らぎ過ごしやすくなってきます。
そこで「春眠暁を覚えず」という言葉がありますが、最近、あなたは、日中も眠いと感じることはないですか?
実は、睡眠の状態からも、体内の陰陽のバランスがわかります。
人が眠りにつくためには、体温を下げないと眠りにつけません。
漢方では、人は体内の陰液である血や水が適切な量あることで、体温を適切に下げて体を鎮静して眠りにつけると考えています。
ところが体内の陰である血や水が不足すると、体を冷まして鎮められない為に、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなります。
体を鎮める陰液(血や水)の不足の程度が大きくなると、夜、寝る時に手足のほてりが出てきて、なかなか寝つけなくなります。
歳とともに体内の水分が減るので、お年寄りが寝つきが悪くなるのも、この理由からです。
歳と関係なく、体内の陰液である血や水が少ない血虚や陰虚体質の方も同じです。
逆に、体内を温める陽である氣が不足したり、余分な水分を体内に溜め込んで陰が旺盛な状態になっていると、体が冷やされてしまうので、日中でも、眠いという症状が出てきます。
今、こちらの体の状態の方は、花粉やホコリに反応して余分な体内の水分を鼻水で出しているかもしれません。
漢方では、不眠に対して、日中の眠さが強かったり、集中できないという不調を「多寝症」(「嗜眠症」)といいます。
一時的なら誰でもある事なので気にする必要はありません。
しかし、このように不眠や多寝が続くようなら、「体内の陰陽のバランスが崩れてますよ」というお知らせサインです。
人は、昔から太陽が昇ったら目覚め、陽気が盛んになる日中に働き、そして太陽が沈んで陰気が盛んになるにしたがって休み、眠るという生活で陰陽のバランスを整えてきました。
季節の移り変わりに陰陽があるように、一日の中にも陰陽があります。
この春分の期間は、朝日をしっかり浴びて、日中に少し外を歩くなど体を動かす「陽」を意識すること。
そして、夕方からは、少し照明を落として体が休まる環境を作り、少し早めに寝ることで「陰」を補うこと。
こんなちょっとしたことが自分自身を慈しむことに繋がり、陰陽のバランスが整います。
このように季節と調和して快適に暮らすことも、漢方を武器にすると出来ます。
ただし、人それぞれ体質が違うので、外側から受ける影響も違います。
そこで漢方を武器にすると、その人の体の状態に合わせた最適なケアの方法がわかります。
下記で漢方を武器にするコツやポイントをお伝えしていますので、ぜひ読んでください。
2022年春分の
自然界からのガイダンス
自然界と繋いでくれたアニマル達
【カメ】【ホーク(鷹)】【リス】
この春の陽気で、あなたの体内の生命エネルギー「氣」も頭に持ち上げられます。
持ち上げられた体内の「氣」は、あなたの思考を散漫にし、外側の出来事が刺激となってイライラしたり、ソワソワと焦りやすくなる。
そうすると、自分の考えや行動に集中できなくなってしまいます。
それは、まるで色眼鏡をかけた状態で世界を見ているようなもの。
例えば、赤い色眼鏡をかけたままでトマトを収穫すると、まだ熟していないのに収穫してしまいます。
まずは、体内の生命エネルギー「氣」を肚まで降ろしましょう。
そうすることで、動揺しない心と思考を取り戻し、自分が色眼鏡をかけていたことに気づけます。
そして、あなたが色眼鏡に気づいてはずしたら、あらゆる事に正しい「機」があるとわかるでしょう。
以上が自然界からのガイダンスです。
ぜひ、次の節気(清明)まで意識してみてください。
次回の「自然界からのガイダンス」は、4/5(火)清明にお届けします。
あなた専用の「自然界からのガイダンス」
あなたのために今、必要なメッセージを受け取り、あなた専用の「自然界からのガイダンス」をメールでお送りするのが内観サポートセッションです。
自分自身で気づかなかったり、わかっているけど見ない事にしていた自分の心の内観にメディスンカードはとても役立ち、必要なことを気づかせてくれます。
心身一如で心を調えて自分らしく日々を送ることは、身体の健康のためにも、とても大切。
詳しくは、下記の個人セッションページの内観サポートセッション「自然界からのガイダンス」をご覧ください。