あなたのサロンに来るお客さまから急にこんな話を聞く事がないですか?
- 健康診断で異常な数値が出た
- 健診で子宮筋腫や卵巣嚢腫が見つかった
- 咳喘息になってしまった
- 逆流性食道炎になった
- 耳鼻科で花粉症と言われた
病院へ行って検査すると、上記のような診断を急に受けることがあります。
でも、これらの病気は、何の前触れもなく突然、起こるのでしょうか?
あなたは、そのお客さまと定期的にお会いしていたら、突然ではない事がわかると思います。
そもそも不調や病気とは、何ですか?
不調や病気は、「本来の自分の心と身体を間違った使い方をしていませんか?」を知らせるサイン。
私たちの体は、自然治癒力が備わっているので、本来の自分の心や身体を間違った使い方をしても、すぐに壊れて病気になるわけではありません。
間違った使い方をしていると、「冷え」「ほてり」「むくみ」「体のだるさ」「お通じの乱れ」「生理周期の乱れ」「生理痛」「睡眠が悪い」など、まずは何か症状や不調というお知らせサインが必ずきます。
しかし、それでも無視して、そのままの使い方を続けていると、立ち止まるために病気という大きなサインになるわけです。
では、なぜ、お客さまは、症状や不調というお知らせサインが来ているのに、そのままスルーしてしまうのでしょうか?
それは、体からのお知らせサインの意味を自分では読み解けないからです。
病名がなくても、漢方の体質診断でわかります!
まさに、そのことを日常の不調から学ぶ春の養生「発陳編」<デトックス>の動画講座を受講したKさんからご感想として頂きました。
今回、動画を受講させていただきましたのは、自分自身の復習のためもありますが、3年前から学んでいる手相の鑑定を深めるため、学ばせていただきました。
100数十名のモニター様鑑定をさせていただきましたが、特に半年ほど定期的に観ている方の指の荒れが治らないことが気になっていました。
ご本人も原因がよくわからないものの、アレルギーではないと思うとおっしゃいます。
症状が出ている指で言いますと、推測されるのは〇〇面だったのですが、
今回の講座に何かヒントがありそうと思っていて、「あっ!」と思ったのが、気の流れが滞って溜まるところのお話です。
胃やおなかや皮膚、、、と聞いて、「この人はここに溜まっているのかも?」と思ったのです。
この方は我慢強いタイプの手相ですが、手は、まだらの赤みがあり、我慢が怒りとなってこもってしまっています。
デトックスがうまくできず、気の巡りが滞っていそう〜と思っていたら、後日実際に体調面で様々な症状が出てしまって精密検査を受けたそうです(><;)
病院では、ストレスによるものだろう、とのことで病名はつかなかったとのこと。
医療の専門家ではありませんので、何かあれば病院へとお伝えする他ありませんが、病院でのこのような診断では、どう改善していけばよいのだろうと思ってしまいますね。
もう本当に先生の漢方の体質診断を受けていただきたい!!切に思いました。
このような手荒れ、手湿疹など皮膚トラブルでよくある話です。
西洋医学では、検査で異常な数値が出ない場合、原因がわからず、ハッキリとした病名がつかない場合が多いです。
まさに、このご感想に出てくる方もそうですね!
そうすると、とりあえず皮膚の炎症を抑えるためのステロイドの塗り薬や抗アレルギー薬が処方されます。
もちろん、痒みや痛みなど辛い症状がある場合は、薬で症状を抑えて楽になることは、生活の質(QOL)を上げるために大切です。
でも、これは、あくまで応急処置。
対症療法なので、本当の原因に対しての治療ではないんです!
そうすると、手の荒れでは収まらずに、
しかし、漢方では、検査数値に異常がでなくても、何か不調があれば、身体のバランスの乱れがあると考えます。
そこで、漢方の体質診断をすれば、その原因がハッキリわかる。
つまり、原因がわかるということは、対症療法で終わらずに、根本的な整え方がわかるということです。
これが漢方の武器である「未病を治す」
未病とは、病気ではないけど、「身体のバランスの乱れ」という原因がある状態。
漢方の体質診断で体の状態を知れば、病名がない未病の段階から体を整えることがスタートできます。
その後、Kさんとのメールのやり取りの中で、「
このことからも、Kさんが推察している通り、この方は、「
漢方で体内の「氣」
この五臓の肝の働きの1つに、西洋医学でいうと、
しかも、五臓の肝は、五行の五志でみると「怒」
Kさんが動画で学んで、この方の体の状態に気づいてくれて、
なぜかというと、原因がわかれば、対症療法の薬で終わらず、
つまり、体調が運勢まで左右してしまうくらい自分の体調を整える
Kさんを通して、
漢方の体質診断を知らない30歳の私
薬剤師である30歳の時の私は、製薬会社に勤めていて西洋医学が中心でした。
そのため、漢方のことを詳しく知らず、まさに自分自身の不調や病気でこの失敗をしています。
私は卵巣嚢腫ができるまでに、むくみ、生理痛、PMS(月経前症候群)、めまい、花粉症など、さまざまな身体からの不調を日常で受け取っていました。
このときの私は、まだ漢方の体質診断も受けた事がない上、漢方の標治(対症療法)や本治(体質改善)も知りませんでした。
【関連記事】漢方の標治や本治については、下記の記事を参考にしてください。
そのため、私は体からのサインを受け取っていながらも、薬でどうにかするしかないと思い込み、辛い症状を鎮痛剤や抗アレルギー薬で抑えていました。
これは、火災報知器がなっても火元を調べずに、うるさい警告音だけを止めたようなものです(;^_^A
まさか漢方の体質診断をすれば、根本原因を知って整えられることをこの時点では、まったく知りませんでした!
つまり、ご感想で出てきた方や30歳の時の私のように対症療法の薬を使うことが悪いのではありません。
本当の問題は、「漢方の体質診断を受けると、不調の本当の原因を知って整えられる」を知らなかったことです。
私も漢方を詳しく知らなかった時に生理痛には鎮痛剤、
だからこそ、漢方を武器にする人が増えて多くの人に、「漢方の体質診断で不調の本当の原因を知って、日常で整えることができる」が伝わってほしいと願っています。
漢方の体質診断は、盲点を照らす
お客さまは、生活の中で無意識にやってしまっているので、本来の自分の心や身体を間違った使い方をしていることは、自分ではわかりません。
自分の中の当たり前は、当たり前だからこそ見えなくなって、思わぬ盲点になることがあります。
だから、漢方を武器にすることで、あなたがしっかりとお客さまの体質診断をして、わかりやすく体からのサインを説明してあげる必要があります。
そうすると、病気という大きなサインが出る前に、日常の中で本来の自分の心と身体を間違った使い方をやめる事ができます。
漢方という医学の中には、自然界の法則を使って生活を見直すことで心身のバランスを整える「養生」というものがあります。
だから、漢方薬を使わなくても、日常の中で食事、生活習慣、心の持ち方を見直すことで心身のバランスを整えられるんです。
ということは、漢方を武器にすれば、あなたのサロンでお客さまが健康に暮らすために体質改善のサポートが出来るということです。
その結果、心と身体が整って不調が無くなり、お客さまが笑顔になれます。
【関連記事】
漢方=漢方薬だけではありません。
漢方の体質診断は、具体的に何をするの?
漢方の体質診断は、まずは問診票(体質診断チェックシートの場合もある)にしたがって、症状や体調を記入します。
そして、それについて漢方の専門家が詳しく問診してあなたの体質を診断していきます。
そのため、雑誌とかWebに掲載されている問診をしない簡易型の体質診断チェックだけでは、本当の体質を知る事は難しいです。
本当の体質がわからないと、具体的にやること(養生や漢方薬)の的が絞れず、なかなか不調が改善しません。
あなたも、そのような簡易型の体質診断チェックをやったら、いろいろな体質が該当してしまって、結局、自分の体質がどれなのかわからなかったという経験はないですか!
そのために、漢方の体質診断において、漢方の専門家による問診が重要です。
わかりやすく例えるなら、漢方の体質診断とは、たくさんある洋服の中からその方の体型に合った洋服を選んであげるようなものです。
体質チェックシートだけでは、ざっくりSサイズ、Mサイズなどしか、わかりません。
そうすると、実際に着たら、サイズが合わないなんてこともよく起こります。
だから、洋服がその人の体にぴったり合うためには、きちんと採寸したり、試着に該当する漢方の専門家による問診が重要になるわけです。
そして、漢方の体質診断をすると、こんなことがわかります。
1つは、体内を構成している成分である氣血水の不足や滞りがわかり、体内の陰陽のバランスを知る事ができます。
「氣」:自然治癒力、免疫力を含んだ生命力
「血」:血管の中を流れる血液と栄養成分
「水(津液)」:血液以外の体内の正常な水分
不調を改善するには、この3つが適量あって、滞りがない状態に戻すことです。
そして、なぜ体内の氣血水が不足したり、滞ってしまっているのかを、体内の働きから診ていきます。
体内の働きを診るには、自然界のものを五つの性質に分類した五行説にしたがって、人の体内の働きを五つに分けた五臓を使います。
このように漢方の体質診断することで、身体のバランスの乱れがわかり、病名がなくても体を整えることができます。
そんな漢方をあなたも、武器にしたいと思いませんか!
まずは漢方を武器にするコツやポイントをお伝えしている下記を読んでみてください。