ブログ 漢方を武器にするコツ

漢方では、「標治」も「本治」も必要と考えます

2022年2月3日

不調や病気のお客さまが「薬に頼るだけでなく、根本的に体と向き合って幸せに暮らしてほしい」と考えている薬剤師さんや登録販売者さんからこんなご相談をよく受けます。

 

食事や生活習慣の見直しが大切と思うのですが、なかなかその事に目を向けてもらえません。

「どんな漢方薬を飲んだらいいですか?」

「この漢方薬は、私にあっていますか?」

こんな風に漢方薬のことばかり言われることが多いです。

体質改善の大切さを本当に理解してもらい、お客さまが実践しようと思ってもらうには、どうお話しすれば良いのですか?

 

医療機関、薬局、ドラッグストアで働いている薬剤師さんや登録販売者さんが患者さんと接していると、このような気持ちになることが多いです。

「薬に頼るだけでなく、本当の意味での健康を手に入れて欲しい」

「薬が病気を治しているのではないことを知ってほしい」

こんな気持ちから体質改善のカウンセリングを始める人も多いです。

まさに私も、その一人。

私は、下記の事を多くの人に知ってもらいたくて、独立して今の仕事をしています。

「医療者が体質を変えて病気を治すのではなく、環境を整えるサポートをすれば、お客さま自らが変わる力がある」

 

専門家であるあなたは、本当の問題は何か。

本当にお客さまにとって必要なものは、何かが見えているからこそ、お客さまに伝えたい。

だから、お客様が本当の問題に目を向けてもらえるように、どう伝えればいいか悩んでしまうんですよね。

私も同じように悩んだ経験があるから、その気持ち、本当にわかります!

 

あなたは、こんな格言を聞いたことがあると思います。

「魚を与えるのか、魚の釣り方を教えるのか」

 

不調を感じて「どうにかしたい」と思っているお客さまがほしいのは魚なんです。

だから、その状態で「魚の釣り方を教えます」と言われても、なかなか興味をもってもらえません。

だって、今、腹ペコだからです!

まずは、魚を与えて腹ペコの状態を一時的に落ち着かせることも大切です。

そのために、漢方では、「標治」も「本治」も必要と考えます。

標治と本治の詳しい解説は、下記の記事を参考にしてください。

 

そして、腹ペコが少し落ち着いたら、どんな人も、もっと冷静に人の話を聞く事ができます。

そこで、魚を食べたがっているお客さまに魚は食べれば一日で終わってしまう。

でも、魚を釣ることを知れば、一生お腹を空かせることはなくなる。

そして、自分で魚が釣れるなんて、思ってもみなかったお客さまに、自分で魚を釣ることができると知ってもらう必要があるわけです。

 

それには、お客さまが自分の体の状態と不調の原因が自分の中で結びついて、自分でも魚が釣れると納得しないと動いてくれません。

ここで大切なのは、「説得」ではなく、お客さま自らの「納得」なんです。

それには、お客さまの体質をしっかりと診て、お客さまが納得するようなわかりやすい説明ができることが重要です

つまり、漢方の基礎を知るだけでなく、使いこなして武器にすることが必要なんです。

そのコツやポイントを下記で説明しています。

 

 

 

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藤巻 祥乃

薬剤師/国際中医師/本治スペシャリスト育成家/漢方エッセイストとして活動。 自身の繰り返し出来てしまう卵巣嚢腫を中医学で改善した経験から、漢方薬局で8年間お客様の健康をサポート。 2016年に「すてらす」を立ち上げ、延べ1,500人以上に本治ケアを指導。「薬を使う前にできること」「薬に頼らず整える力」を伝え、現在は医療者、セラピストに現場で活かせる弁証力・カウンセリング力を育成中。

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