漢方を武器にする単発講座
日常の不調から学ぶ漢方基礎シリーズ
夏の養生「蕃秀編」
あなたは、お客さまの健康をサポートする上で、「睡眠」の重要性を知っていますか?
漢方では、食事と同じくらい夜の睡眠をとても大事にしています。
なぜなら、睡眠は、ただ休息しているだけじゃないからです。
漢方で睡眠は、日中の活動で消耗した体内の「陰」を補って本来の心と身体の状態へ回復させる時間。
そのため、質の良い睡眠がとれることで、体内の不要なものを代謝し、細胞の不具合を修復して健やかに暮らす事ができます。
お客さまから、こんなお悩みがありませんか?
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- 布団に入っても、なかなか眠れない
- 夜中に何度も目が覚めてしまう
- 目が覚めてしまうと、なかなか寝付けない
- 朝方、早く目が覚めてしまう
- ぐっすり眠った気がしない
あなた自身も、暑い夏や何か気になる事がある時に「何だか寝付けない」「何度も起きてしまう」という経験を一度はしたことがあると思います。
このような一時的な原因なら、数日の内に眠れるようになります。
しかし、体のバランスの乱れがあると、上記のような不眠が毎日のように続く。
「夜眠れない」という状況が続くのは、大きなストレスです。
しかも、日中の眠気、だるさ、集中力や意欲の低下、めまい、頭重、食欲不振など、体調まで崩してしまいます。
実際、日本人の5人に1人は、このような不眠の症状を感じているといわれています。
またコロナ禍で生活リズムが崩れ、眠れなくなった方も増えています。
漢方で「睡眠」は、陰陽のバランス
実は、漢方では睡眠の状態からも、体内の陰陽のバランスがわかります。
人は、昔から太陽が昇ったら目覚め、陽気が盛んになる日中に動き、そして太陽が沈んで陰気が盛んになるにしたがって休み、眠るという生活リズムで体内の陰陽のバランスを整えてきました。
人が眠りにつくためには体温を下げないと、深く良い睡眠に入れません。
そこで漢方では、人は陰である「血」や「水」は、体を滋養したり、体を潤すだけでなく、適切な量あることで体温を下げて体を鎮静する働きがあると考えています。
しかし、その陰の時間である夜に質のよい睡眠がとりないということは、「体内の陰陽のバランスが乱れていますよ!」を知らせてくれる警告サインです。
気温が上がる夏は要注意!
なぜかというと、これから暑くなる夏は「陽」が高まりやすく、陰である「血」と「水」を消耗しやすい季節だからです。
体内の陰陽のバランスが乱れた状態で、暑い夏を迎えると体内に熱が旺盛になって余分な熱をこもらせてしまいます。
そうすると、ますます不眠になる。
しかも、不眠になるだけではなく、そのままにしておくと、下記のような不調や病気に発展してしまいます。
暑い夏に起こりやすい不調
- 熱中症や夏バテ
- のぼせやほてり
- めまい
- 口内炎がよくできる
- 空咳が続く
- 急に帯状疱疹になる
- アトピー性皮膚炎がひどくなる
- 生理周期が乱れる
- 不正出血が起こる
西洋医学でも、不眠が続くと免疫機能が低下して感染症に罹りやすくなると言われています。
さらに、体の代謝や修復機能の低下で体重が増加したり、高血圧や糖尿病などの慢性的な病気が悪化するという報告もあります。
陰陽のバランスの影響は、体だけじゃない!
体内に余分なもの(熱や不要な水分)を溜めてしまうと陰陽のバランスが乱れ、心も不安定になります。
何だかイライラしたり、そわそわと焦りやすくなって集中できずにミスが増えます。
また、人によっては、原因がわからない何となくの不安感が出る人がいます。
しかし、漢方の智慧を使って体内の陰陽のバランスを整えると、心も整って安定します!
それは、西洋医学と違って漢方は、部分を診るのではなく、人間全体を診るので、身体も心も全部ひとつに繋がっています。
だから漢方は、一部を整えるのではなく、その人全体を整えることができます。
何だかイライラするとか、焦りやすい、不安感があるという心の不調のお客さまにも役立ちます。
「実熱」と「虚熱」を区別できますか?
漢方で体内に熱が旺盛になるとは、「実熱」と「虚熱」の状態があります。
あなたは、この違いをしっかりと理解してお客さまに説明できていますか?
「実熱」と「虚熱」では、養生の仕方が違います。
そのため、お客さまの体がどちらの状態なのかを見極められないと、いつまでもお客さまの不調は改善しません。
漢方を武器にして健康をサポートする上で、これから暑くなる夏は、この部分も重要なポイントです!
それがなぜかは、漢方の基礎を学んだあなたなら、もうおわかりですね!
漢方の原理原則「天人合一」
私たち人も自然界の一部で、天である自然界の動きと、私たち人の体内の働きは共鳴します。
そんなことから、体内の陰陽のバランスを知る「不眠」という不調を取り上げて、夏に起こりやすい不調のメカニズムや養生を知る「蕃秀編」の漢方講座を開催します。
この講座は、ただ単なる季節の養生だけではなく、取り上げる不調を題材に漢方の智慧をいろいろな切り口でお話していきます。
なぜならば、漢方の基礎を具体的な不調と絡めて話すことで実際に使える智慧にしてほしいからです。
もちろん、私が得意とする「翻訳」を使ってわかりやすく説明します。
そこで、暑い夏に起こりやすい不調をみて、あなたは、どこかで聞いた不調だと感じませんでしたか?
そうです!
陰陽のバランスが乱れるといったら、更年期世代に起こりやすい不調と重なります。
そんなことから、更年期世代の人のさまざまな不調にも活用できる内容です。
あなたも漢方の基礎をブラッシュアップしてお客さまの健康をしっかりとサポートしませんか!
もちろん、漢方を武器にして自分自身やご家族のために使いたい方もご参加いただけます。
こんなことがわかります
- 漢方の気血水とは何か
- 漢方を武器にして健康をサポートする上で大切なこと
- 五臓六腑からみた不眠のメカニズム
- 体内の陰陽のバランス
- 夏という季節からの影響
- 夏に起こりやすい不調のメカニズムと養生
- 実熱と虚熱の違いと養生
漢方を武器にする単発講座
日常の不調から学ぶ
夏の養生「蕃秀編」の詳細
【日 時】5月30日(月)14:00~15:30
【場 所】オンラインシステムZOOM
【参加料】8,800円 (税込)
【備 考】受講後、受講者には「セミナー動画」を配信します。
お申込み後のキャンセルは、所定のキャンセル料を頂戴します。
お申し込みされた方に、キャンセルポリシーの詳細をご案内します。
漢方を武器にする単発講座
日常の不調から学ぶ
夏の養生「蕃秀編」