先週3/30(木)に漢方を武器にする単発講座を開催しました。
ご参加いただいた皆さま、心をお寄せ頂いた皆さま、ありがとうございました。
この日常の不調から学ぶシリーズは、ただ単なる季節の養生だけではなく、取り上げる不調を題材に漢方の基礎をいろいろな切り口でお話します。
今回は、「月経から体を読み解く」というテーマで、毎月の月経サインから読み解ける心と身体の状態を知る方法とその養生をお話しました。
知らないことが大きな原因
実際に受講した方から頂いたご感想の一部です。
今日は、ありがとうございました。自分の事でも使える内容でした。
私の周りは「生理痛がないのが普通」など、健康な生理がどのような状態なのかを知らない人が多いです。
生理で辛い症状があると、「なんか大変だよね」くらいに話して終わってしまっています。
そのため、できるだけ生理の負担が少なく、体調も良くなるようにたくさんの人に生理痛が普通じゃないということ、こうすれば良くなるということを伝えていけたらと思いました。
ありがとうございました。
私は生理痛が昔からあったし、塊もあって、それを異常だと思っていなかった。
漢方を勉強するようになってそのことが異常ということを知って、勉強して行くうちにやっと痛みも鎮痛剤を飲まなくていられるようになったし、塊もだいぶ減ってきました。
このような知識を知っているのと、知らないのでは、全然、違うということを実感しています。
頂いたご感想からも、「知ることの大切さ」がわかって頂けると思います。
月経トラブルで一番多いのが生理痛で、20代~30代は2人にひとりの割合で辛い生理痛があります。
漢方では、生理痛は「ない」のが正常な状態と考えます。
しかし、月経について詳しく聞いたり、学んだりする機会が少ないために、自分の月経の状態が普通だと思っている方が多いのが現状です。
しかも、身近な存在である母親、お姉さん、友達に相談しても、体質が違うと月経の状況が違うので疑問も解決できません。
そのため、月経トラブルをそのままにしている理由は、下記と言われています。
この理由からわかるように体と向き合っていないのではなく、「知らない」「わからない」が月経トラブルをそのままにしている大きな原因です。
その「知らない」「わからない」には、2つがあります。
一つ目は、月経の状態や月経の時の辛い症状のサインがどういうことを私たちに教えてくれているか、意味を知らない、わからない。
そのため、そのままにしていたらその先の病気に繋がってしまうことも、想像できないわけです。
もう一つは、そのままにしていたら良くない事だと何となく想像はつくけど、西洋医学で病気と診断されずに経過観察と言われてしまったので、何をしたらいいのかわからない。
これは、西洋医学の視点しか知らないために行き詰ってしまうわけです。
漢方には未病から整える智慧がある
西洋医学で行き詰っても、月経というサインを診ていくことで心と身体がどのような状態かがわかるのが漢方。
西洋医学がダメで漢方だけがいいのではなく、それぞれの特性を知って両方を活用することが大切。
だから、私は月経トラブルがあるお客様をサポートする時に大切なことも、この講座でお話しています。
症状が辛い時は生活の質(QOL)のために、症状を緩和する薬が必要なこともあります。
しかし、西洋医学で原因がわからないまま、対症療法で辛い症状を抑えただけで、そのままの生活をしていると、どんどん体のバランスは乱れます。
その結果の多くが子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症、不妊という病気です。
まさに、漢方と出会う前の私も、毎月ひどい生理痛やPMSの頭痛を鎮痛剤で対処して、そのまま暮らしていたために子宮内膜症と卵巣嚢腫を大きくしてしまったひとりです。
「卵巣嚢腫がポコポコできやすい体質だからしょうがないわね」と医師から言われた私が漢方を武器にして体質改善した後は、卵巣嚢腫は出来ていません。
この「知ること」で別の世界を生きることができるという私の実際の経験が「すてらす」の活動の原点です。
だからこそ、女性は毎月、体がお知らせしてくる月経の不調という未病の段階で対応して、将来なるかもしれない子宮筋腫、卵巣嚢腫、不妊、婦人科系のがんなどの病気を未然に防いでほしい。
そして、漢方は薬じゃないからこそ、私の経験を伝えて漢方を武器にして使いこなせるセラピストや医療者を増やすことで、多くの人が幸せに暮らせる世界を創る活動をしています。
さらに漢方で、なぜこれらのことが解決できるかも詳しくお話しているので、お客様が自分事として受け取り、自らが動き出す説明の仕方も学んで頂きました。
なぜそれが大切なのかを漢方の理論をしっかりと解説しながらお話するのが私流。
やり方(How to)だけで暗記してしまうと、応用ができません。
だから、私は、必ず「なぜ」を漢方の理論で説明します。
そうすることで、それぞれ違った状況のお客様にも応用して使えるからです。
好きな時間に学べる
漢方動画講座で受講できます
この単発講座の内容を好きな時間に動画講座として受講していただけます。
「当日リアルで参加できないけど動画視聴でお願いします」と、既に13名の方にお申込みをいただいています。
また、現在、販売している動画講座を購入して頂いた方からは、「わかりやすい」「内容が濃くて価格以上の価値を感じます」「何度も見直しできるのが良い」「お客様への伝え方を学べる」などのご感想も頂いています。
月経というと更年期の方は関係ないと思われがちですが、今回、更年期の時期に多い不正出血についても詳しく説明しています。
そのため、プレ更年期や更年期の方の健康サポートにも活用できる内容です。
もちろん、私が得意な「翻訳」を使ってお話しているので、漢方を武器にして自分自身やご家族のために使いたい方にもわかりやすくお話しています。
特に、お嬢さまがいらっしゃるお母さまにも、ご活用いただきたい内容です。
日常の不調から学ぶシリーズ「月経から体を読み解く」の動画講座は、好きな時間に学べる漢方動画講座として4/9(日)から発売予定です。
まずは下記のメール講座から読んで頂けると、動画講座を見た時により深く理解できます。