今年も10月7日に、日本大学薬学部3年生の「漢方医薬学概論」に登壇してきました。
漢方の基礎の部分は抽象的な概念が多いので、この講義では実際に私が臨床の現場で診てきた事例をたくさん織りこんでお話しています。
また、漢方の知識だけでなく、少し前を歩いている先輩として私の仕事の話もさせて頂いています。
私が2014年から掲げている「薬を売らない薬剤師」という姿勢は、当初「変わり者」と見られるのではないかという不安がありました。
しかし、漢方という医学は漢方薬の治療にとどまらず、自然界の法則を活用して生活を見直し、「未病」の段階から心身のバランスを整える「養生」が非常に重要であると、私は強く信じています。
症状が辛ければ一時的に薬を使うことも必要です。
しかし、根本的な変化をもたらすためには、日常の中で食事や生活習慣を整え、自然治癒力を高めていくことが「漢方」の真髄。
だからこそ、私は「漢方=漢方薬の治療だけじゃない」という信念を貫き、少しずつ行動を積み重ねてきました。
その結果、この10年間で多くの人々が「すてらすが伝える漢方」を通じて幸せに暮らしたり、漢方を武器するセラピストや医療の専門家も増えています。
私は、この活動が今、仕事として成り立ち、豊かさを感じることができています。
そして何よりも、お客様の笑顔が私のエネルギーの源になっています。
これから薬剤師になる皆さんが多様な働き方があることを知ってほしい想いから、こんな私の経験もお話しています。
多くの人が自分の自然治癒力を高め、体質改善に取り組む中で専門家のサポートを必要としています。
この講義を受けた生徒さんの中にも、私と同じように予防や未病を担当する薬剤師が生まれてくれることを願っています!
そうすることで、「薬での対症療法」から「予防」へと多くの人の意識が変わり、幸せな人が増えると信頼してこの講義を担当しています。
講義の後に、何名かの生徒さんがご自分の体調と照らし合わせて、熱心に質問してくれました。
私の説明に納得して、「やってみます!ありがとうございました」という素直な若いエネルギーに私の方が活力を頂きました。
このように後輩である母校の学生に寄与する機会を頂き、医療薬学研究室 教授である岸川先生に感謝申し上げます。
来年度も、次の3年生という新しい人達にお話が出来ることを楽しみにしています。
漢方は、漢方薬の治療だけでなく、お客様のセルフケアや体質改善を導く強力なツールです。
でも、せっかく漢方を学んだけど、上手く使えないという話をよく聞きます。
それは、漢方を使いこなすための「ある方法」を知らないからです。
漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様をサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密を下記で教えています。
漢方を使いこなして健康をサポートしたい方、自分や家族に活用して幸せに暮らしたい方は、ぜひ下記をクリックして読んでください。
この講義でもお話している私が実際の現場で経験した事例も織り交ぜたわかりやい内容です。