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2024年冬至の漢方養生と自然界からのガイダンス

藤巻
冬至の時期に健やかに豊かに暮らすための漢方の養生をお伝えします。
自然界からのガイダンスとは、メディスンカードを使って私が自然界と対話して受け取ったもので、心を整えるための内観ツールです。

 

冬至の漢方養生

冬至とは、12/21から小寒(1/5)までの期間。

今日は、夜が最も長く、昼が短い日。

漢方の理論である「陰陽五行」では、1年間を陰陽に分けた時、夏至から増えてきた陰の氣が冬至に最大となります。

 

 

そして、陰が極まり、陰陽が逆転して今度は来年の夏至に向かって陽の氣が徐々に増えていきます。

これを「陰が極まり、再び陽に戻る」という意味で「一陽来復」といい、新しい年の始まりである来年の立春(2/3)に向けて陽が再び復活する日です。

新しい年に向けて厄払いし、健康で幸福に過ごせるようにと、昔から冬至はゆず湯に入ったり、南瓜を食べます。

 

 

厄払いとは、心の安寧だけでなく、体に溜め込んでしまっている不要な老廃物を排泄し、正常な内臓機能を取り戻すことで体内に正気(自己治癒力)を満たすことも含まれます。

邪気といえば、現代のインフルエンザ、コロナ、マイコプラズマ肺炎などの感染症も含まれ、今、かなり流行しています。

 

 

漢方では、つぎのような言葉があります。

「邪のあつまる所には、その「気」が必ず虚(不足)している。正気(自然治癒力)が内に存すれば、邪は独りにておかすべからず」

つまり、病気を引き起こす根本は、正気(自然治癒力)の不足にあり、邪気は病気を引き起こす条件にすぎないということです。

私たちは、体内をしっかりと氣を満たしておけば、邪気は侵入しません。

もちろん、不必要に人込みに行かないとか、手洗いをきちんとするなどの冷静な予防は大切です。

もし、感染症に罹ってしまったお客様がいたら、生活を見直すギフトを頂いたと捉えるのがいいと思います。

忙しさからついスルーしてしまいがちな体からの声を丁寧に聞いてあげること。

例えば、「疲れたな」という体からの声をくみ取り、少し早く床につくような、そんな当たり前のことをして丁寧に暮らすことの工夫ができるといいですね。

 

 

また、11月から2月にかけて寒い季節に旬の白菜ですが、ビタミンCが多く、抗酸化作用や自然治癒力を高め、肺を丈夫にする働きがあるので、この時期の感染症の予防にとてもいい食材です。

白菜は豆腐、大根とともに「養生三宝」と昔から言われ、白菜の芯を煮込んだ汁をお茶がわりに飲んで感染症を予防したり、咳を止める作用もあります。

今、薬局では、鎮咳薬が不足しているようなので、病気になってから治すのではなく、漢方の智慧をアドバイスして予防に力を入れることも大切。

わざわざ白菜の芯の煮汁を作らなくても、鍋に入れてつゆまで頂けば、手軽な感染症予防が出来ます。

ぜひ、お手軽養生としてアドバイスしてください。

 

私たち人も自然の一部。

この陰陽は私たちの体の中にも存在し、自然界と同じように常に動いていて陰陽のバランスを取っています。

 

 

体を温めたり、動かして巡りをよくする「氣」の陽と、身体がほてらないように冷ましたり、心を穏やかに鎮静させる「血」と「水(津液)」の陰です。

寒くなると温める情報ばかりを目にしますが、陰陽はバランスが大切でどちらが良い悪いはありません。

そのため、体質や年齢によっては温める食材ばかりを摂りすぎると体内の陰が消耗して熱側に傾いてしまうので要注意です。

陰が不足すると、体がほてるだけでなく、血の中にも熱が伝わってしまい、不正出血、歯茎の出血、月経過多なども起こってしまいます。

しかも、精神を鎮静したり安定させる陰が消耗して陽である熱側に傾くことで体の不調だけでなく、イライラしたり、心がそわそわして落ち着かなくなる。

 

 

体内にしっかりと陰があるからこそ、ほてらないように冷ませたり、イライラやそわそわせずに、心を安定させることができます。

思い当たる理由もないのに、イライラや不安などの心の不調が出ているのは、もしかしたら体内の陰陽のバランスが崩れてしまっているのが原因かもしれませんよ!

 

一方で、自分では体が冷えていないと勘違いして冬の寒さである「寒邪」に対して無防備になってしまう体の状態があります。

この体の状態になると内臓が冷えてしまい、さまざまな機能の低下が起こり、多くの不調に発展します。

寒い冬の時期に朝起きて起こるめまいにも関係することが多いです。

その体の状態については、詳しくは下記の記事をお読みください。

【関連記事】

漢方を武器にして内臓冷えのトリックを見抜く!

 

体内の陰陽のバランスは、加齢だけでなく、疲れ、ストレス、生活習慣によってもバランスが乱れます。

日々の生活の中で、自分の思い込みやいつの間にかパターン化した生活をしてしまうと、陰陽のバランスが傾いてしまうことが多いです。

そのため、体からのサインをしっかり受け取って、体内の陰陽のバランスがどうなっているのか知ることが大切です。

漢方を武器にすると、体内の陰陽のバランスがハッキリとわかります!

 

 

漢方を武器になるための動画講座の「閉臓編」では、冬に起こりやすい不調のメカニズムと養生、年齢別の冷え対策もお話しています。

「閉臓編」の動画講座は、季節の養生だけでなく、プレ更年期から正しい知識を知って早めにケアを始めることで更年期の不調を予防する内容が満載です。

しかも、実際に私自身や私がサポートしているお客様に実践してもらって、その効果も実感して頂いている内容です。

また、乾燥が強くなって皮膚トラブルのお客様が増えていたら、「容平編」もおすすめです。

好きな時間に学ぶ動画講座は、動画をみてご自分でいつでもどこでも学べて視聴期限はありません。

年末年始お時間がある方は、ぜひ手軽に学べる下記の動画講座で漢方の智慧をブラッシュアップしてください。

 

好きな時間に学べる漢方動画講座

 

2024年冬至の
自然界からのガイダンス

自然界と繋いでくれたアニマル達

【イヌ】【バッファロー】【ヘビ】

 

あなたは、日常の騒がしさに埋もれて心の軸が揺らぎ、周りに合わせてばかりで疲れてしまうことはありませんか?

自分の本質と異なる行動を重ねると、心と身体の調和が乱れ、本来の人生の流れを止めてしまいます。

まず、内なる批判的な思考があなたを縛っていないか確認しましょう。

その声は外の敵ではなく、内側から生まれるものです。

恐れることなく、自分の本当の望みに耳を傾けてください。

そして、周りの人と意見が異なることを恐れず、他者の価値観も尊重しつつ、自分の信念に従う強さを育てることが大切。

さらに、勇気を持って人に頼ることも、また大切です。

感謝の気持ちを持ちながら、与えられたものを活かし、あなた自身も周囲に貢献する。

その循環の中で心は整い、自然と新たな道が開けます。

小さな一歩を踏み出し、自分の内なる情熱に従ってみてください。

その積み重ねが古いパターンからの脱却をもたらし、人生の新しい流れへと導きます。

 

以上が自然界からのガイダンスです。

ぜひ、次の節気(小寒)まで意識してみてください。

次回の「自然界からのガイダンス」は、1/5(日)小寒にお届けします。

 

漢方を学んだけど、上手く使えないというお話をよく聞きます。

それは、漢方を武器にするための「ある方法」を知らないからです。

漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様をサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密を下記でおしえています。

 

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藤巻 祥乃

すてらす代表 薬を売らない薬剤師、国際中医師、漢方エッセイストとして活動。講座では、本格的に漢方を学びたい主婦、会社員という一般の方から漢方でお客様の心も体もケアしたいセラピスト、薬剤師、歯科医師などの専門職の方に向けても専門的なアドバイス、サポートをしている。 「難しい漢方用語が翻訳でわかりやすい」「漢方は難しいと思っていたけど、わかり出すと面白くて使える!」というお声をいただいています。個人セッション・講座の受講者数は、延べ1000人を超える。

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