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2024年秋分の漢方養生と自然界からのガイダンス

藤巻
秋分の時期に健やかに豊かに暮らすための漢方の養生をお伝えします。

自然界からのガイダンスとは、メディスンカードを使って私が自然界と対話して受け取ったもので、心を整えるための内観ツールです。

 

秋分の漢方養生

 

秋分とは、9/22から寒露(10/8)までの期間。

9/22の秋分点では、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。

「暑さ寒さも彼岸まで」と、よく言われます。

暦の上では、夏至(6/21)で陽が一番極まり、その後は、少しずつ暑さ(陽)が減り、この秋分を境に今度は、冷たい空気(陰)が増していきます。

まさに秋分点は、陰陽が入れ替わり、秋冬である陰の季節への変わり目のタイミングです。

この陰陽が入れ替わる「秋分」を過ぎるあたりから、季節はグッと変化して一気に気温が下がってきます。

立秋から始まる秋の前半は、夏の疲れを回復することが重要でした。

しかし、今年は立秋を過ぎても残暑が厳しく、夏の疲れを回復できずに溜め込んでいる方が多いです。

秋分から秋の後半は、外側から乾燥や冷えが入ってきますので、この段階でしっかりと夏の疲れによる体内の消耗や不要なものの溜め込みを改善することが大切です。

 

 

夏の疲れを解消できていないと、この時期に意味もなく淋しくなったり、不安になったり、心が沈むようなことがあるかもしれません。

でも、この時期にそんなネガティブな思考が湧いてきた時は、この事を知っていると勘違いして無駄に悩まなくてすみます。

 

体が冷えていないか確認する

この時期、自分では気づかない内に内臓が冷えていることがあります。

内臓が冷えると、生命維持のための防御反応として体が緊張して、このような思考が湧いてくる場合があります。

まずは、温かい飲み物をゆったりした気持ちで飲んでみてください。

そうすると、体が緩むとともに心もホッとしてきます。

Amazonで手軽に買える胃腸を温めるスパイスティー「サマハンティー(Samahan)」もおすすめです。

 

 

肺の機能が下がっていないか確認する

漢方の考え方で「五志」という考えがあります。

これから外側の空気が乾燥する秋は、乾燥に弱い五臓の肺がダメージを受けやすくなります。

今年は残暑が厳しく、秋になっても冷房を使う機会が多かったと思います。

五臓の肺は、長時間の冷房によっても乾燥が起こります。

しかも、普段、緊張や運動不足から浅い呼吸になっていると、肺の機能が上手く使えていません。

そうすると、五志の中の「悲しみ」の感情と繋がりやすくなります。

そのため、五臓の肺を潤して肺の機能を元気に保つことが大切です。

 

 

それには、肺を潤す食材である白キクラゲ、松の実、白ゴマ、柿、ユリ根、梨、ぶどう、卵、豆乳、ハチミツなどを積極的に摂ること。

それに加え、体を動かしやすい気温を活用して、深い呼吸を意識しながら体を少し動かすことで肺を働かせることが重要です。

秋にスポーツの日という祝日があるように食欲の秋だけでなく、肺を元気にするためのスポーツの秋でもあります。

 

 

この夏は、本当に暑さが厳しかったので、夏の疲れを回復するとともに、この時期にしっかりと肺のケアしてくださいね。

そうすることで、漢方の智慧である「未病先防(みびょうせんぼう)」になり、これから寒くなってくると増えるコロナ、インフルエンザ、風邪などの感染症予防にもつながります。

暑い夏を過ごした私たちの体は、秋になって気温が下がり、空気が乾燥してくると体内の水分が不足しがちです。

さらに、秋になっても夏の疲れが残っていると、免疫力が下がったり、体内の水分を保持する力や水分代謝の機能も弱まっています。

そうすると、皮膚トラブル、秋バテ、アレルギー症状などの秋に起こりやすい不調が出やすくなります。

秋に起こりやすい不調

  • 秋バテ
  • 乾燥肌
  • ニキビ、じんま疹、湿疹などの皮膚トラブル
  • アトピー性皮膚炎がひどくなる
  • 秋の花粉症やアレルギー性鼻炎
  • 感染症にかかりやすくなる
  • のどがイガイガして空咳が続く
  • 喘息がひどくなる
  • 頻尿
  • 朝起きた時のめまい
  • 急に帯状疱疹になる
  • 不正出血が起こる
  • 理由のわからない不安感が出る

 

 

秋という季節からの影響や皮膚トラブルのメカニズムを知ることによって適切に体をケアし、美肌づくり、エイジングケア、秋のアレルギー予防ができます!

ぜひ下記の動画講座をご活用ください。

 

日常の不調から学ぶ秋の養生「容平編」

 

心と身体は密接に繋がっているので、上記のように体の「冷え」や「乾燥」があるだけでも、ネガティブな感情が生まれます。

このような漢方の智慧である心と身体の関係を知っているだけでも、心のケアを複雑にしないですみます!

 

2024年秋分の
自然界からのガイダンス

自然界と繋いでくれたアニマル達

【アライグマ】【カラス】【ホーク(鷹)】

 

日々の生活の中で、知らず知らずのうちに常識や世間のルールに縛られて、自分自身に制限をかけてしまうことがあります。

これらの思い込みが、あなたの本来の力を閉じ込め、窮屈さを感じさせてしまいます。

でも、もしかすると、今がその視点を変える時なのかもしれません。

普段、当たり前すぎて気づかなかったことに目を向けることで、新しい道が見えてくることがあります。

今、あなたは、何か変化のサインを感じていませんか?

いつもと同じ毎日は、安心感をもたらすかもしれません。

でも、あなたは、その生活が少しずつ自分に合わなくなってきていることに気づき始めているのではないでしょうか。

「あれもしなくては・・・」「これもしなくては・・・」と、日々の忙しさに追われていると、自分の本当の気持ちを見失ってしまいます。

しかし、少し立ち止まって自分の心に正直になると、気持ちがすっと軽くなり、あなたの本当の声が聞こえてくるはずです。

やってみたいことがあっても、恐れや不安に押しつぶされて一歩を踏み出せないことがあるかもしれません。

でも、勇気を出してその一歩を踏み出すことで、以前、諦めてしまったことにもう一度チャレンジするチャンスが訪れます。

そして、その過程であなたが持っているのに気づいていなかった能力や才能が開花する瞬間がやってきます。

今こそ、自分の中に眠っている力を信じてみませんか!

 

以上が自然界からのガイダンスです。

ぜひ、次の節気(寒露)まで意識してみてください。

次回の「自然界からのガイダンス」は、10/8(火)寒露にお届けします。

 

このような先人達の智慧である漢方を武器にすると、あなたは、あなた自身、家族やお客様の体質改善、病気の予防をお手伝いすることが出来ます。

しかし、漢方を学んだけど、上手く使えないという話をよく聞きます。

それは、漢方を使いこなすための「ある方法」を知らないからです。

漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様をサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密を下記で教えています。

漢方を使いこなして健康をサポートしたい方、自分や家族に活用して幸せに暮らしたい方は、ぜひ下記から読んでください。

 

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藤巻 祥乃

すてらす代表 薬を売らない薬剤師、国際中医師、漢方エッセイストとして活動。講座では、本格的に漢方を学びたい主婦、会社員という一般の方から漢方でお客様の心も体もケアしたいセラピスト、薬剤師、歯科医師などの専門職の方に向けても専門的なアドバイス、サポートをしている。 「難しい漢方用語が翻訳でわかりやすい」「漢方は難しいと思っていたけど、わかり出すと面白くて使える!」というお声をいただいています。個人セッション・講座の受講者数は、延べ1000人を超える。

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