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2024年立秋の漢方養生と自然界からのガイダンス

藤巻
立秋の時期に健やかに豊かに暮らすための漢方の養生をお伝えします。

自然界からのガイダンスとは、メディスンカードを使って私が自然界と対話して受け取ったもので、心を整えるための内観ツールです。

 

立秋の漢方養生

立秋とは、8/7から処暑(8/22)までの期間。

暦の上では、本日から秋が始まり、朝夕が涼しく秋の気配が立つという意味です。

しかし、実際の気候は、まだまだ暑さが厳しい時期。

 

漢方では立秋からの3か月は、「容平(ようへい)」の季節と言われます。

「容平」とは「成長がとまり調整する」「収める」の意味があります。

そこで漢方では、この立秋からの秋の3か月は、暑さがまだ厳しい前半と涼しくなってくる後半で養生のポイントが違います。

暑さが厳しい前半は、「夏に消耗したものを調整して疲れを残さない」という養生が大切です。

そして、涼しくなってくる後半では「乾燥を防いで冬に備える」ための養生が必要になります。

この時期に夏の疲れをしっかりと調整しないと、気温が下がる秋に免疫力が低下します。

そうすると、鼻炎や皮膚トラブルなどのアレルギー症状が出たり、膀胱炎、カンジタ膣炎、風邪やコロナなどの感染症にかかりやすくなります。

 

 

ここで重要なポイントは、夏に消耗したものをただ補えばいいのではなく、「調整する」ことが大切。

例えば、更年期世代は、年齢とともに体の潤いを保持する力が弱まっています。

そのような状態でこの暑い夏を過ごすと、潤いが足りないために体内の熱を冷ますことができずに、余分な熱をこもらせてしまっている場合が多いです。

もちろん、熱中症にならないために経口補水液などで水分を摂ることは必要です。

しかし、体に熱がこもっている状態で一生懸命に水分を摂っても焼け石に水と同じで、すぐに体内の熱によって蒸発してしまいます。

そのため、体内にこもった熱を鎮める養生も必要です。

 

 

また、体の潤いを保持する力が弱まったままで一生懸命に水分を摂っても、頻尿になるだけで体は潤いません。

つまり、経口補水液でただ補うだけでなく、『体の潤いを保持する力も一緒に調整する養生』が必要になるわけです。

 

この暑さで消耗するのは、水分だけではありません。

元気のもとである「氣」(生命エネルギー)も、一緒に消耗します。

「氣」が消耗すると、体内の「血」や「水」を巡らせて不要なものを排泄する力も低下します。

そうすると、体内に不要な老廃物を溜め込んで、むくみや体のだるさに繋がります。

そんな時に、例えば今が旬の「桃」を食べることも養生の一つです。

 

 

桃は、胃腸の機能を良くして疲労回復したり、汗で消耗した体内の水(津液)を増やして、口の乾きやほてりを改善する効果があります。

しかも、血の巡りを良くして体内の老廃物を排泄する働きもあるので、まさにこんな状態の体にピッタリな食材です!

 

それなら、「旬のものを食べればいいのね!」と、思う人も多くいます。

旬のものを食べることは養生の1つですが、残念ながら、その答えは半分しか正解ではありません。

なぜならば、人それぞれ体質が違うため、暑い夏という季節からの影響の受け方が違うからです。

そのため、インターネットで知った体にいいと言われる季節の養生を実践してみても、何だか今ひとつ調子が上がってこない...なんてことは、よくある話です。

それは、体質に合った養生ではないからです。

漢方を武器にして体の状態を診ていくと、今、その人に合った養生がわかり、健康をサポートすることができます。

しかも、漢方を武器にすることは自然界の法則に沿って暮らすことに繋がり、健康だけでなく日常が豊かになります。

でも、「漢方を学んだけど、上手く使えない!」というお話も、よく聞きます。

それは、漢方を武器にするための「ある方法」を知らないからです。

漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様を漢方を武器にしてサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密をおしえます。

漢方を使いこなして健康をサポートしたい方、自分や家族に活用して幸せに暮らしたい方は、ぜひ下記の画像をクリックして読んでください。

 

 

2024年立秋の
自然界からのガイダンス

自然界と繋いでくれたアニマル達

【ピューマ】【ライチョウ】【カメ】

 

現代は、意識しないと、どうしても思考ばかりに偏ってしまいがちな環境に囲まれています。

あなたは、普段の生活の中で、心と向き合い、自分がほっとできる場所や時間をちゃんと取れていますか?

そして、身体を動かすことも意識していますか?

思考ばかりが優位になると、「氣」が頭に上がってしまい、イライラしたり、焦って不安の中に迷い込んでしまいます。

そうなると、内側の「氣」を消耗して疲れてしまい、ますます本当のことが見えにくくなります。

反対に、体の中にしっかりと「氣」が満たされていると、自分を信じることができて、必要なことが自然と見えてきます。

そのためには、呼吸に意識を向けて体を動かし、自分の中心としっかり繋がることが大切です。

今は、カメのようにゆっくりと確実に歩みの速度を落とし、自分の身体を整えつつ毎日を過ごしてみましょう。

そうすると、あなたの内側に自然界から豊かなエネルギー「氣」がたっぷりと流れ込んできます。

 

以上が自然界からのガイダンスです。

ぜひ、次の節気(処暑)まで意識してみてください。

次回の「自然界からのガイダンス」は、8/22(木)処暑にお届けします。

 

このような先人達の智慧である漢方を武器にすると、あなたは、あなた自身、家族やお客様の体質改善、病気の予防をお手伝いすることが出来ます。

しかし、漢方を学んだけど、上手く使えないという話をよく聞きます。

それは、漢方を使いこなすための「ある方法」を知らないからです。

漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様をサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密を下記で教えています。

漢方を使いこなして健康をサポートしたい方、自分や家族に活用して幸せに暮らしたい方は、ぜひ下記から読んでください。

 

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藤巻 祥乃

すてらす代表 薬を売らない薬剤師、国際中医師、漢方エッセイストとして活動。講座では、本格的に漢方を学びたい主婦、会社員という一般の方から漢方でお客様の心も体もケアしたいセラピスト、薬剤師、歯科医師などの専門職の方に向けても専門的なアドバイス、サポートをしている。 「難しい漢方用語が翻訳でわかりやすい」「漢方は難しいと思っていたけど、わかり出すと面白くて使える!」というお声をいただいています。個人セッション・講座の受講者数は、延べ1000人を超える。

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