
自然界からのガイダンスとは、メディスンカードを使って私が自然界と対話して受け取ったもので、心を整えるための内観ツールです。
寒露の漢方養生
寒露とは、10/8から霜降(10/23)までの期間。
晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のことで、本格的な秋の始まりです。
露が冷たい空気と接し、霜に変わる直前で、この時期、本来ならば、大気の状態が安定して清々しい秋晴れの日が多くなります。
でも、ここ数年は、通常の季節の変化のような動きをしなくなってきました。
そのため、秋という季節だからと「燥邪=体を潤す白い食材」と決まりきった季節の養生をアドバイスするより、もっと良いアドバイスの仕方があります。
それは、「お客様の体質に合わせた」養生をアドバイスすることです。
私たち人は、「天人合一」ですから、外側である季節や気候の影響を受けます。
しかし、不調の本当の原因は、その人の「体質の乱れ」にあるからです!
そのため、気候や季節の影響は引き金に過ぎず、体質が整っていれば外側からの影響に振り回されずにすみます。
それには、まずはその人の体質をしっかりと弁証できることが大切です。
しかし、既に一通り漢方の基礎を学んだのに、お客様の不調の原因や体質が上手く見えてこない...ということもよくある話です。
そんなお悩みがある方は、下記の講座をご活用ください。
体質改善の必要性がしっかり伝わる!
漢方カウンセリングのための弁証講座
一方で、全ての人に該当することもあります。
それは、この時期に朝晩と日中の寒暖差が大きいことです。
この寒暖差により体内の「氣」の消耗が増えます。
私たちの体は、自分が意識しなくても体温を一定に保ってくれるホメオスタシス(恒常性)が働いていて、この働きを支えているのが体内の「氣」です。
そのため、寒暖差が大きいと知らず知らずのうちに体内の「氣」が消耗して、いつもより疲れやすくなったり、食後の眠気やむくみがひどくなることがあります。
また、体調が安定していた人も、この寒暖差により以前に出ていた不調をぶり返したり、風邪やコロナなどの感染症に罹ってしまう方も増えます。
そうならないために寒暖差が大きいこの時期は、いつもより少し意識して丁寧に暮らすことで体内に「氣」を満たすことができます。
少し意識して丁寧に暮らすとは、いつも同じペースで生活をするのではなく、不調が出る前に体からの声(サイン)を受け取り、それに合わせてご自分を大切に扱うことです。
たとえば、朝晩の気温の低下で、くしゃみや鼻水が出だしたり、下半身の冷えやむくみを感じるようなら、体内に余分な水分を溜め込んで巡りが悪くなっているサイン。
そんな場合は、深呼吸をしながらウォーキングしたり、YouTubeで自分ができそうな有酸素運動を見つけてやってみるなど、少し意識して体を動かすことが大切。
そうすることで、五臓の肺を働かせることができ、体内の「氣」と「水」の巡りを調節してくれます!
また、お料理を作る時に、五味の中の「辛味」の食材である生姜、ニンニク、長ネギ、玉葱などを積極的に取り入れるのもおすすめです。
「辛味」は、体を温めることで体内の氣や血のめぐりを良くしたり、五臓の肺に働きかけて全身の「氣」と「水」の調整をしてくれます。
その結果、風邪やコロナなどの感染症やアレルギー性鼻炎の予防にも繋がります。
ただし、「辛味」の食材は、空咳、便秘がち、眠りが悪い、皮膚トラブルなどの症状がある方は、向いていないのでご注意ください。
この空咳、便秘がち、眠りが悪い、皮膚トラブルなどの症状は、体内の陰液(血や水)が不足してくると出てくる秋の不調です。
夏の暑さで消耗した体内の陰液が回復しないまま外側の気候の影響を受けると、体内の陰陽のバランスが大きく崩れてしまいます。
そのため、もともと体内の「血」や「水」である陰が少ない体質の人や更年期世代が秋になってよく起こる不調です。
このように人それぞれ体質が違うので、季節から受ける影響も違い、養生の方法も異なります。
体からの声(サイン)を受け取り、季節と調和して快適に暮らすことも漢方を武器にすると出来ます。
つまり、漢方を武器にすると、決まりきった季節の養生を使うのではなく、その人の体の状態に合わせた最適なケアの方法が導き出せます!
漢方を武器にしたいけど、上手く使えないという方は、まずは下記から読んでください。
また、好きな時間に学べる漢方動画講座の日常の不調から学ぶシリーズもご活用いただけます。
日常の不調から学ぶシリーズは、季節の養生を知るだけでなく、漢方の基礎を学んだ人が実際の不調のメカニズムと養生を知って漢方を武器にするための動画講座です。
今、この時期に出やすい不調からおすすめをご紹介します。
【好きな時間に学べる漢方動画講座】
・体重が増えてしまい、体内の不要なものをデトックスしたい方は、「発陳編」
・最近、寝つきが悪い、眠りが浅い、何だか寝ても疲れが抜けない方は、「蕃秀編」
・空咳、便秘がち、寝つきが悪い、皮膚トラブル、アレルギー性鼻炎などが出てきた方は、「容平編」
・急に帯状疱疹になった、不正出血が起こった、何だか不調が続いて歳を感じる方は、「閉臓編」
それぞれの動画講座は、難しい漢方の言葉を一般の人でもわかるように、すてらすの特徴である「翻訳」を使って実践的な漢方の智慧をお伝えしています。
そのため、漢方でお客様の健康をサポートしているセラピストや専門家からも「こんな言い回しをしたら、わかりやすいんだ!」という嬉しいご感想をたくさん頂いています。
漢方の基礎をブラッシュアップしてお客様の健康をサポートするためにご活用ください。
それぞれの詳細については、下記からご確認ください。
2024年寒露の
自然界からのガイダンス
自然界と繋いでくれたアニマル達
【クーガー】【カラス】【アリ】
あなたの人生を創造しているのは、他でもない、あなた自身です。
その過程で鍵となるのは、心、思考、体の三者のバランスを整えること。
日々の忙しさの中で、自分自身と向き合い、心がやすらげる空間や時間を確保できていますか?
体はあなたの感情や精神状態を映し出す鏡です。
体の不調や疲労感に気づいた時、無理をせずに丁寧にケアをすることも大切。
体をケアすることは、思考や感情のクリアさにも繋がります。
あなたは時に、「変わり者」と見られることを恐れ、本音を表現できない場合もあるでしょう。
しかし、その恐れを脇に置いて、ありのままの自分を表現することが本当の自分を生きる道です。
宇宙は、常に豊かさを循環させており、必要なものは必要な時に必ず与えられるという自然の法則があります。
ですから、焦りや不安に駆られて無意味に動き回るのではなく、その流れを信じて、目の前のことに集中しましょう。
未来を信頼し、今この瞬間を大切にしながら、行動を積み重ねていく忍耐力が重要です。
そうすることで、あなたは自然と世の中に貢献できるようになり、結果として世界はあなたに豊かさと幸せを返してくれます。
以上が自然界からのガイダンスです。
ぜひ、次の節気(霜降)まで意識してみてください。
次回の「自然界からのガイダンス」は、10/23(水)霜降にお届けします。
このような先人達の智慧である漢方を武器にすると、あなたは、あなた自身、家族やお客様の体質改善、病気の予防をお手伝いすることが出来ます。
しかし、漢方を学んだけど、上手く使えないという話をよく聞きます。
それは、漢方を使いこなすための「ある方法」を知らないからです。
漢方薬局で、のべ500人を超える患者さんを治療してきて、独立後1000名以上のお客様をサポートしている薬剤師で国際中医師の藤巻祥乃が発見したその秘密を下記で教えています。
漢方を使いこなして健康をサポートしたい方、自分や家族に活用して幸せに暮らしたい方は、ぜひ下記から読んでください。